イスラム国からフランス人移住者のモノローグを収めた動画が公開されました。
フランス人とはいっても、生まれついてのイスラム教徒ではなく、キリスト教徒として生まれ育ち、イスラムに改宗した人のものです。
改宗フランス人の動画は過去にもありますが、この動画をみて私が理解したのは、
「本当のイスラムを追及するとイスラム国にたどり着く」ってことが言いたいんだろうな、ということです。
彼(アブ―サルマーン)の話の概要は以下です。
自分はキリスト教徒として生まれ育ち、5年前にイスラムに改宗した。
きっかけはバイク事故にあったことであり、その後真実とは何かについて探求するようになり、あるビデオをみたことでイスラムこそが真実だとわかった。
そして地元のモスクに通うようになったが、コーランやハディ―スを学ぶようになってすぐ、フランスのイスラムは偽物であることに気づいた。さらにアラビア半島に行き、そこで入手したムハンマド・ブン・アブドゥルワッハーブの著作を学ぶことを通して、タウヒードやターグートの真の意味を知るに至った。
フランスはターグートの統治する不信仰の地であり、正しいムスリムはイスラム法によって統治されている地に移住(ヒジュラ)しなければならないと理解し、シリアに移住した。
当時そこはまだシリアとイラクのイスラム国だった。まずはシャルウ(イスラム法)のキャンプで信仰箇条やタウヒード、イスラム法などを学び、その後軍事訓練を受け、戦士としてテルアブヤドでのPKKとの戦いに4か月間参加した。
それから妻をフランスから呼び寄せ、その後イスラム国がカリフ国として統合された。
フランスの兄弟たちよ、多神教の地を捨て、妻や子と共にイスラム国に移住せよ。
西側の専制君主たちよ、預言者を侮辱したり我々を空爆したりすれば、毎日自国で攻撃が行われるようになると覚悟するがよい。
今やイスラム国戦士は、フランスのパリをはじめとするヨーロッパ全ての首都に存在している。
パリで攻撃を行ったコリバリやクワシー兄弟を思い出すがよい。
イスラムという宗教においては、真実を知っているのは神だけだとされ、人間がその真実に近づくためには、第一にコーラン、第二にハディ―スに立ち戻らなければならない、とされています。
なぜならコーランは神の言葉そのものとされているからであり、またハディ―スはその神の言葉をうけとり、ムスリムの最高の手本とされる預言者ムハンマドの言行録だからです。
アブーサルマーンは、コーランを真摯に学んだ結果、フランスだけではなく、世界には「イスラム的に正しく統治されている国」がひとつもないことに気づきました。
いえ、これには少し語弊があります。
ムハンマド・ブン・アブドゥルワッハーブ的な解釈によると、「イスラム的に正しく統治されている国」がひとつもない、ということがわかってしまったのです・・・ただひとつ、「イスラム国」を除いては。
これは非常にやっかいで、かつ本質的な問題なのですが、簡明に言うならば、
「本当のイスラム」をコーランやハディ―スにもとづいて追及すると、イスラム国こそが唯一「本当のイスラム」の実践者である、という結論に至る
ということです。
これは私の独自の理解ではなく、世界中のイスラム教指導者たちが認識している大問題で、このところエジプトのイスラム指導者らはこれをどうにかしていかなきゃマズいよね・・・という問題意識を積極的に発信し始めています。
本来アブーサルマーンのような改宗イスラム教徒を穏健なイスラムの道にいざなうのが彼ら宗教指導者の役割なわけで、それが果たせていないどころか、イスラム国に彼らを「横取り」されているのが現状です。
イスラム国が彼らを魅了するのは、イスラム国が発信し実践するイスラムが、彼らの理解する「本当のイスラム」そのものだと彼らの目に映るからです。
この動画でそれに「気づく」フランス人改宗ムスリムがまた、数人、数十人・・・もしかしたら数百人いるかもしれません。
フランス人とはいっても、生まれついてのイスラム教徒ではなく、キリスト教徒として生まれ育ち、イスラムに改宗した人のものです。
改宗フランス人の動画は過去にもありますが、この動画をみて私が理解したのは、
「本当のイスラムを追及するとイスラム国にたどり着く」ってことが言いたいんだろうな、ということです。
彼(アブ―サルマーン)の話の概要は以下です。
自分はキリスト教徒として生まれ育ち、5年前にイスラムに改宗した。
きっかけはバイク事故にあったことであり、その後真実とは何かについて探求するようになり、あるビデオをみたことでイスラムこそが真実だとわかった。
そして地元のモスクに通うようになったが、コーランやハディ―スを学ぶようになってすぐ、フランスのイスラムは偽物であることに気づいた。さらにアラビア半島に行き、そこで入手したムハンマド・ブン・アブドゥルワッハーブの著作を学ぶことを通して、タウヒードやターグートの真の意味を知るに至った。
フランスはターグートの統治する不信仰の地であり、正しいムスリムはイスラム法によって統治されている地に移住(ヒジュラ)しなければならないと理解し、シリアに移住した。
当時そこはまだシリアとイラクのイスラム国だった。まずはシャルウ(イスラム法)のキャンプで信仰箇条やタウヒード、イスラム法などを学び、その後軍事訓練を受け、戦士としてテルアブヤドでのPKKとの戦いに4か月間参加した。
それから妻をフランスから呼び寄せ、その後イスラム国がカリフ国として統合された。
フランスの兄弟たちよ、多神教の地を捨て、妻や子と共にイスラム国に移住せよ。
西側の専制君主たちよ、預言者を侮辱したり我々を空爆したりすれば、毎日自国で攻撃が行われるようになると覚悟するがよい。
今やイスラム国戦士は、フランスのパリをはじめとするヨーロッパ全ての首都に存在している。
パリで攻撃を行ったコリバリやクワシー兄弟を思い出すがよい。
イスラムという宗教においては、真実を知っているのは神だけだとされ、人間がその真実に近づくためには、第一にコーラン、第二にハディ―スに立ち戻らなければならない、とされています。
なぜならコーランは神の言葉そのものとされているからであり、またハディ―スはその神の言葉をうけとり、ムスリムの最高の手本とされる預言者ムハンマドの言行録だからです。
アブーサルマーンは、コーランを真摯に学んだ結果、フランスだけではなく、世界には「イスラム的に正しく統治されている国」がひとつもないことに気づきました。
いえ、これには少し語弊があります。
ムハンマド・ブン・アブドゥルワッハーブ的な解釈によると、「イスラム的に正しく統治されている国」がひとつもない、ということがわかってしまったのです・・・ただひとつ、「イスラム国」を除いては。
これは非常にやっかいで、かつ本質的な問題なのですが、簡明に言うならば、
「本当のイスラム」をコーランやハディ―スにもとづいて追及すると、イスラム国こそが唯一「本当のイスラム」の実践者である、という結論に至る
ということです。
これは私の独自の理解ではなく、世界中のイスラム教指導者たちが認識している大問題で、このところエジプトのイスラム指導者らはこれをどうにかしていかなきゃマズいよね・・・という問題意識を積極的に発信し始めています。
本来アブーサルマーンのような改宗イスラム教徒を穏健なイスラムの道にいざなうのが彼ら宗教指導者の役割なわけで、それが果たせていないどころか、イスラム国に彼らを「横取り」されているのが現状です。
イスラム国が彼らを魅了するのは、イスラム国が発信し実践するイスラムが、彼らの理解する「本当のイスラム」そのものだと彼らの目に映るからです。
この動画でそれに「気づく」フランス人改宗ムスリムがまた、数人、数十人・・・もしかしたら数百人いるかもしれません。
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