はじめに
先日、とあるお友だちから「素敵な生活をイメージしたいので、伊藤さんちの部屋の写真を見せてほしい」と頼まれました。
ときどきブログや講演で家の中の様子を載せたりしているので、「伊藤さんち = 素敵なお部屋」と思っていただいたようです。
いやいや、どうもありがとうございます~!
・・・というかですね、家の中は100%「妻プロデュース」です。
僕は一切何もやってません。
素敵なお部屋と思っていただいたのは完全に妻のおかげです。
もしかすると前述のお友だちだけじゃなく他の人の参考にもなるかもしれないので、今回はシンプルで素敵なお部屋作りを実現するための妻のポリシーや片付けの極意を紹介しようと思います。
あ、ちなみにブログのタイトルはこの本のパクリ・・・じゃなくてリスペクトです。
- 作者:倉貫 義人
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/06/12
- メディア: 単行本
「実際どんなお部屋なの?」
まず最初に家の中の雰囲気がわかるような写真をあれこれ集めてみました。
撮った時期はバラバラですが、どれもここ1~2年の間に撮った写真です。
ダイニング~リビング
ダイニングとリビングはつながっていて、1階はかなり大きな空間になっています。
あと、階段が通っているスペースは吹き抜けです。
追記:ダイニング~リビング 2015.9.14バージョン
ちょっと模様替えしました。
いろいろとモノが減ってます。
ダイニング~キッチン
オープンキッチンなのでダイニングとキッチンもつながっています。
キッチンに立つと1階全体が見渡せるので、食事の準備をしながら子どもたちの様子を見ることもできます。
キッチン
キッチンカウンターの上には原則として何も置きません。
調味料や調理器具はすべて収納の中にしまってあります。
キッチン収納
キッチン収納に置いてある物は白で統一しています。
キッチン収納(アップ)
お皿やコーヒーカップも白で統一しています。
柄物はひとつもありません。
リビング
テレビ周りで必要な小物(Wiiのコントローラとか)はすべてテレビ台の下にある白いボックスにしまってあります。
なのでテレビ周りのごちゃごちゃ感はありません。
2015.9.14 追記:現在のテレビ周り
「テレビは壁掛けにしたい!」&「テレビ台を無くしたい!」という妻の意向を反映して、現在はこんな状態になっています。というかテレビしかない。
子どもの勉強机
1枚目の写真にもチラッと映っていますが、子どもの学習机もリビングに置いています。
手前が息子用(小4)、奥が娘用(小1)です。
楽器部屋
1階には趣味の部屋として楽器部屋もあります。
ちなみに家の周りには全然家がないので防音設備なしで鳴らしたい放題です。
仕事部屋
2階の寝室は寝室兼僕の仕事部屋になっています。
外付けの大画面モニタを正面に置いて、こっちをメインで使っています。
ダイニング入り口
ダイニングの入り口ではアコースティックギターがお出迎えしてくれます。
おまけ:ワックスがけをしたときの写真
ワックスがけをするためにリビングダイニングにあるモノを全部片付けると、ずどーんと巨大な空間が広がります。
ダイニングキッチンを写すとこんな感じです。
妻のポリシー = とにかくモノを少なくすること!
さて、それではここからは妻が教えてくれた「シンプルで素敵な部屋作り」を実現するためのポリシーを紹介します。
妻いわく「素敵な部屋作りはまずモノが少ないことが大前提」だそうです。
「モノが少ないこと、とにかくこれに尽きる!」というのが妻の考えです。
具体的にはこんな基準があります。
- フローリングが見えている面積は床全体の8割以上
- カラーボックスや収納棚でフローリングの床を塞ぐのはNG
- 使うのは据え付けの収納だけ、なおかつそこに余裕ができるまでモノを減らす
- 食器棚を買ってきて収納を増やしたりするのは論外
- ストックもしない(先のためにあれこれ買い込まない)
実際、僕の家の中はこのルールに従って構成されています。
いらないモノを捨てるための極意
さて、「モノを少なくする」ということはすなわち「いらないモノを捨てること」です。
しかし、なかなかモノを捨てられない、という人も多いでしょう。
妻はいったいどういうことを考えながら、いらないモノを捨てているのか?
その考え方についてもまとめてみました。
- 一本だけ残して家中のボールペンをすべて捨てることができるか?これを実行できない人はモノが捨てられない人
- 耳かきや爪切りなんかも一つだけ残してあとは全部捨てる
- 使っていないモノは持っていないことと同じ
- 「高かったから」「もらったから」はモノを残す理由にならない
- いらないものに家賃を払わない
- 1個買ったら1個捨てる
- 「もったいない = 使っていないモノを残す」は大きな勘違い
- 思い出の品(子どもが書いてくれた似顔絵とか)は写真を撮って捨てる
- 詳しい内容はゆるりまいさんの著書を参考にする
わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります
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わたしのウチには、なんにもない。2 なくても暮していけるんです
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わたしのウチには、なんにもない。3 モノとの上手なつき合いかた
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わたしのウチには、なんにもない。4 はじめての遺品整理。さすがのわたしも辛かった・・・
- 作者:ゆるりまい
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本
参考:妻が使っている調理道具はたったこれだけ
妻は料理が大得意ですが、調理道具も必要最小限に抑えています。
ついでに:「モノを捨てるとお金の節約になる」
妻いわく、「モノを捨てた方がお金の節約になる」そうです。
なんか矛盾しているように聞こえますが、これはつまり「余計なモノを増やしたくない」という意識が強くなるので「ついでにこれも」という行き当たりばったりな買い物をしなくなる、という意味です。
買い物をするときは「本当に必要なモノか?」「長く使えそうなモノか?」というのをしっかり考えてから買うので、結果として出費が抑えられることになります。
夫の視点:結婚前と結婚後の生活で変わったこと
実は僕の実家は典型的な「モノを捨てられない家庭」でした。
妻と結婚するまでずっとそんな家庭で育ってきたので僕自身も全くモノを捨てられない人間でした。
「まだ使えるから」「いつかまた使うかもしれないから」という理由でありとあらゆるモノを残していました。
そんな僕が妻と結婚して一緒に暮らし始めたので、「何でも捨てたがる妻」との生活は「何一つ捨てられない夫」にとって結構大きなカルチャーショックでした。
しかし、結論からいうと僕の方が間違ってました!
ほんと、使わないモノはどんどん捨てた方が良いです!!
「まだ使えるから」「いつかまた使うかもしれないから」という理由を付けると結局何も捨てられないんですよね。
今考えるとこれは「勘違いしたもったいない精神」でした。
半年とか一年以上触ってないものは今後も必要になる可能性が極めて低いです。
たま~~~に「あれは捨てなきゃ良かった」と思うこともありますが、捨てたモノの99%は無くても困りません。
なので、わずかな可能性のために家中を使わないモノだらけにするのは非合理的です。
というわけで、今となっては僕も「これ使ってないや」と思うモノはどんどん捨てられるようになりました。
しかし、妻の「何でも捨てたがる度」は僕以上(もはや異常?)なので「え、それまで捨てても大丈夫?」と思うこともよくあります。。
とはいえ、考え無しに捨てているわけではなく、妻的には「無くても大丈夫」という確信を持って捨てているので、それでも何とかなったりします。
まとめ
「何でも捨てたがる妻」のおかげで、こんなふうに家の中を世間にさらけ出しても恥ずかしくないようになりました。
みなさんの部屋の中はどんなふうになっていますか?
今回のエントリがみなさんの「素敵な部屋作り」の参考になれば幸いです!
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このブログを以前から読んでいる方はご存知かと思いますが、妻はただの片付けオタクではありません。
妻は「Coupe Baguette(クープバゲット)」という小さなパン屋さんのオーナーです。
兵庫県西脇市という田舎町で週末二日だけのパン屋さんをやってます。
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