香港に行った

3/8~3/11で香港に行ってきた。
近代的でお金のかかった高層ビルと生命力ある人間の営みが混在するカオスっぽい街が印象的だった。美味いものは美味く、怪しい見た目のは怪しいという感じの食事もとても楽しめた。マカオにも日帰りで行って、カジノでさっと1万円使い込んで終了した。一緒に行った人は軍資金を倍にしていてすごかった。

ご飯

九龍にある好徳来小籠包店の小籠包。旅行前に最強小籠包屋を探してここにたどり着いた。安いし美味しいしで最強だと思う。香港ラストナイトのご飯は小籠包を食べたくて鼎泰豐に行くか迷ったけど、鼎泰豐は台湾の本店に行ったことあるということで、初日に食べて気に入ったこの好徳来にリピートした。
City 18, 18 Tak Hing St, Jordan, 香港
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美味いお粥。鶏のだしが利いていて、ねぎと生姜と香菜の薬味がよくマッチしていた。ねぎの味が京都のラーメン屋で出てくるそれで、完全に九条ねぎだった。九条ねぎとルーツが近いのかもしれない。
2A Hau Fook St, Tsim Sha Tsui, 香港

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麺のコシが強くて、スジは脂が乗っていて全体的に屈強な味わいだった。揚げ麺っぽい見た目だけど茹です。
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翡翠拉麺小籠包(クリスタルジェイド)という有名な店の担々麺。麺は目の前の厨房で手打ちした出来たてのを出してくれていて、見た目はシンプルなのにこれまでどこで食べた担々麺より美味しかった。
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街並み

いい感じの路地。
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マカオで撮ったいい感じの坂。奥の方に激しい見た目のカジノホテルが見える。
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SOHOに向かってずっと続くエスカレーター。エスカレーター沿いにちょっと栄えたエリアがあるので乗りながら見てるだけで楽しめた。
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インスタ映えコーナー。とにかく全員がインスタのために来ていると思う。
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イギリスっぽいフットサイネージ。マカオにはこういうのなかったし、宗主国の文化が出てるんだと思う。歩きスマホにも優しい設計。
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それっぽい写真

文武廟。無限にお線香が焚かれていて、涙が出まくる。いい写真が撮れたと思う。
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有名な夜景とそれを山頂(The Peak)から見下ろした風景。
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また行きたい

行く前は台湾と似てるかなと思っていたけど、香港の方がより資本が入ってる印象だった。
なので物価は台湾よりは少しお高めだったけど、ご飯も美味しくてより清潔感のあるいい感じの街だった。マカオから香港へ帰る時にギャンブルは向いてないと言われたけど、軍資金もっと持っていったら勝負できるかもしれないと思ってる。また行きたい。

株式会社はてなを退職します

2018年2月14日、約6年間在職したはてなへの最終出社を終えました。しばらくの有給消化期間の後、3月に正式な退職日を迎える予定です。

はてなには2012年の4月に入社し、はてなブックマークやPresso、またカクヨムやPINGAなど数多くのサービスにディレクターとして携わってきました。Web開発のバックグラウンドが皆無という状況で新卒入社しましたが、同僚や上司に恵まれこれまで育てていただきました。お世話になった同僚・上司のみなさま、本当にありがとうございました。

思い出

いくつかのサービスは立ち上げから参加することができました。特に入社後、初めて立ち上げに関わった「Presso」カドカワさまと共働開発した「カクヨム」については、サービスの魅力をどう組み上げていくかという点で最初から工夫・検討の余地が大きいプロジェクトでした。ディレクターとしてやりがいを実感しやすかったので、大変ではあったものの思い出深く記憶に残っています。既存サービスの改善を行う時に、機能ごとに改善を担当することが多いのですが、ゼロからの立ち上げ経験をすることでサービス全体を俯瞰した思考もできるようになったように思います。この6年間でいろいろなサービスを担当し、それぞれサービスごとに異なる状況やフェーズを経験することで、サービスのディレクターという仕事はユーザーに価値を届けつつサービスやユーザーが抱える多くの課題をなるべく少ない手数で解消していくパズル的な仕事という理解になってきました。ここ数年はそのパズルの楽しさが年々新しく分かってきている状況で、今しばらくはこの仕事を続けていきたいと思っています。

これから

自分の人生を考えるにあたり、今回退職しないという選択肢もあったのですが、(1. 今年30歳を迎えるので新たな挑戦をすることにした(2. ひとつのサービスに対して腰をすえてコミットしたかった(3. はてなでの仕事がタイミングよくキリがついたという理由で思い切って環境を変えることにしました。
はてなは退職さえしますが、引き続き人に薦めたい良い会社ですし、今後もユーザーとして応援し続けたいと思っています。

さて、はてな退職後ですがトクバイという会社で働かせていただきます。
スーパーなどの小売店と消費者のコミュニケーションをより良いものにし、買い物を楽しくするサービスを提供しています。僕は、実店舗などの情報はこれからもっとインターネット上に提供されるべきだと思っていますし、また自分の興味対象がもともと都市や街に向いていたため、トクバイでの仕事に魅力を感じお世話になることにしました。

謝辞

はてなの開発メンバーは、同世代が多く、なんとなくライバル意識もあったりして楽しく切磋琢磨できました。退職にあたりなぜか3度も胴上げしてもらったり、握力計(941さんのブログで紹介された http://blog.kushii.net/archives/2068815.html 握力を計測したやつだと思う)に寄せ書きしてもらったりと最後まではてなっぽいイベントがありすごく楽しかったです。はてなで常にユーザーのことを考え開発を続けてきたことは、今後も仕事をする中で大切な指針であり続けると思います。はてなのみなさん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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寄せ書きの様子

そろそろ5年生なので右も左もわからない新卒のころの自分にアドバイスする

こんにちはmoretです。
はてなスタッフ歴5年目で、いまはディレクターをやっています。
この記事は「はてなディレクターアドベントカレンダー」の1日目の記事として書かれました。

「新卒あがりのディレクターとしてよろしく」という具合にトップバッターを拝命しました。せっかくなので経験の浅いディレクターやプランナーにとって参考になることを書きたいなと思い、いまの僕がもし当時の自分にアドバイスするなら最初にどういうことを話すだろうというのを考えてみました。

プランナーとしてのバリューにこだわらない

はてなではディレクターを中心として1つの開発チーム内にエンジニア、デザイナー、プランナーなど複数職種のメンバーが在籍しています。それぞれの職種が自分の専門性を発揮しお互いに依存しながら手分けして開発を行います。この中でプランナーは作るべき機能や施策の検討を主に担当します。当然プランナーも自分の専門性を発揮したいのですが、新しい機能の企画や仕様の策定といったタスクは他の職種との交換可能性が高く、一見するとWeb開発の経験があれば誰でも取り組みやすい職務になっています。開発の経験が浅ければその代替性はより顕著で、最初のころはエンジニアやデザイナーが仕様を考えた方がこなれていることも多々あります。
プランナーとして入社したからにはおもしろいものを作りたいという矜持があるのだけど、最初にそこにこだわってしまうとあまり良くないなと思っていて、おもしろいアイデアだったとしても開発コストが結構かかってしまったり(最初はコスト感とかもあまりない)、案外成果がでなかったり(おもしろドリブンになってる)する。
最初は「わかりやすい成果が出る」ことにフォーカスするべき。成果とは何か、そのサービスはどういう課題をもっているか、その辺を考える癖を身につけられると良い基礎となると思います。「これ普通にやったらええやん」というのがいくつも見えてくるとファーストステップクリアという感じがする。あとはそれを爆速でやる、爆速でやるときに自分なりの、プランナーとしての味付けをしてみると良いです。仕様の考え方とかは他の職種の人に一日の長があると思うので最初は教えてもらいながらが良さそう。本とかもたくさん出ているのでやりながら勉強していくと良い。わかりやすい成果が出てくると他のメンバーと信頼関係が作りやすくなります。

コラボレーションする

コラボレーションというのは流れ作業をやめる、くらいに読み替えると良さそうです。プランナーが仕様をきめて、エンジニアが開発したものにデザイナーが格好よいグラフィックをあてる、みたいな順序でやると最初のアイデアから尻すぼみしかしない。もしくは大きな手戻りをつくってしまう。最初からみんなでやろう。単にみんなでやるみたいなのはいたずらに雑談時間が増えたりして上手くいかないのでいろいろコツがあります。
「ユーザーは○○したくてこの機能を使うのだけど、実は○○するときに使いづらいよね」このように具体的な課題意識があると他のメンバーと論点をブレさせずに会話することができます。プランナー(ディレクター)の役割としていちばん重要なことは、アイデアを出すことでも仕様をつくることでもなく、上の様にフォーカスする課題を特定することだと思っています。これは自分ひとりでは出てこなかったアイデアや機能が効率的に生まれるスタート地点となります。信頼関係があるからこそできる手法だとも思う。うまくいくと楽しい。

サービスについて一番考える

あまり説明の必要がなくて、そうですよねという感じだと思う。サービスを愛して四六時中そのことを考えていますか。

郷に従う

Webサービスの開発、それに従事したことがなければかなり特異な環境なのではないかと思っています。開発メンバーの人数比からみてもエンジニアが大半を占めるためこれまでエンジニアカルチャーに身を置いたことがなければある程度は面食らうことがありそう。チャットでしか会話しないとか、フェースブックの登録名で呼び合わないとかいろいろ。まず慣れよう、はやく順応しよう、わからないことがあれば気にせず訊いていこうという感じだと思う。会話が少ない職場にみえても優しいエンジニアは多いので。
スクラムがどうとかリーン開発がどうとかそういう方法論は早めにどういうルールなのかを把握できると良いです。ルールを知ってないとその中で自由に振る舞うことができない。関連した書籍も山のようにあるのでシュッと読むと良さそう。

最後に、たくさん失敗すること、インターネットを愛でること

ざっと挙げると4つくらい観点があった。例えばいまのチームに新卒のプランナーがjoinしたとすると半年くらいはこういうことを言いつづける思う。プランナー、ディレクターというのは失敗の職種という面が大きいのでたくさん失敗できるとその分成長しやすいだろうなと思います。「おまえが考えた機能、つくるの大変だったけど成果出てへんやんけ」そう言わず長い目で若手プランナーの成長をサポートしてくれるエンジニアやデザイナーに面倒見てもらいつつ、たくさん失敗できると良いですね。いままで僕がかけた迷惑を振りかえりつつそう思うのでした。

プランナーとして入社したからにはおもしろいものを作りたいという矜持があるのだけど、最初にそこにこだわってしまうとあまり良くないなと思っています。

最初にこういうことを書いたけれど、この仕事に就く以上やっぱりスタート地点は「おもしろいものを作りたい」「インターネットをもっと良いものにしたい」という部分が大きいと思う。個人の思想とか思い込みが環境を大きく変えていくと思っている。だからやってみたいことや作りたいものをどんどん口に出していってたくさん会話をすると良いと思います。信じるものを作りましょう。

こちらからは以上です。
明日はアドベントカレンダー2日目。 id:yashigani_w さんの記事をお楽しみに。

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