東京新聞特報欄記事(2009年12月18日付)
朝鮮学校の公園使用を「不法占拠」 京都で〝保守〟団体抗議
外国人いじめ 不満はけ口 言い掛かり? 不況で民族差別の傾向も
今月四日、在日コリアンの子どもたちが学ぶ京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の裏門前で〝騒動〟が起きた。拡声器を持ったグループが押しかけ、同校が隣接する公園を校庭代わりに使っていることを「不法占拠」と騒いだ。子どもたちはおびえていたという。
朝鮮学校は在日コリアンの子どもたちに民族の言葉や文化を伝えようと設立され現在、全国に約七十校ある。日本では各種学校扱いで朝鮮籍だけでなく、韓国籍や日本籍の子らも通っている。
騒ぎがあった四日は、同校で京都市内と滋賀県内の初級学校計四校の四~六年生約百三十人が交流会を開いていた。同校によると、低学年の子たちは昼食を終えて歯磨き中。マイクの大音響に数人の子どもたちが怖がって泣きだしたという。騒ぎの間、児童らは講堂や校舎にこもったままで下校できなかった。
この行動を主催したのは〝行動する保守〟を掲げる「在日特権を許さない市民の会」と「主権回復を目指す会」の関西支部所属メンバー。主権回復を目指す会・関西支部の新巻靖彦事務局長は「公園が学校に不法占拠されて困っていると住民からメールがあった。調べたら朝礼台や拡声器、サッカーゴールを公園に勝手に置いていた。市が動かないのでわれわれが行動した」と説明した。
ネット上で公開されている動画を見ると、裏門に男性十人ほどが押しかけ、「開けんかい」「なめとったらあかんど」「キムチくさいでぇ」などと怒声を浴びせた。学校から公園に向けた拡声器の電線が切られ、公園にあった朝礼台も学校の門の前に投げ出された。
同校は資金難から運動場がなく、道を挟んで隣接する市の公園を一九六〇年代から使っている。同校の高炳棋(コピョンギ)校長は「公園使用は京都市や地元の町内会と協議して了解を得た結果。不法占拠ではない」と説明する。
京都市の担当者は「公園は住民も学校も使うので、他の住民に不便がないようにと学校に何度か指導はしているが、使用をやめるように言ったことはない」と話す。
日本の大学で教員を務める保護者の一人(四二)は「いくら表現の自由があっても、学校に来て『スパイの子どもたち』『朝鮮学校を日本からたたき出せ』と拡声器で怒鳴り散らすのは政治活動のルール違反だ」と憤る。
今回の行動について、「市民の会」はホームページ上で「行動する保守運動の領域に朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)を引きずり降ろした」と成果を〝誇示〟。一方京都や東京では近く、市民団体などが行動を非難する集会を開く。
一橋大の鵜飼哲教授(仏文学・社会思想)は「公園使用への抗議というのは言い掛かりだろう。日本の民族運動を提唱する人々のようだが、もはや単なる外国人嫌いにしかみえない」
と語る。
「十年来の不況で、社会の中で民族差別に走る傾向が出てきている。欧州では先に起きている。女子学生のチマ・チョゴリ切り裂き事件は個人単位だったが、今回は組織された人々が公然と授業中の学校に押しかけており、危険な兆候だ」
折りしも鳩山政権は外国人の地方参政権導入に前向きだ。鵜飼教授は「参政権より先に差別を禁じる国内法を整備し、公的な歯止めをかける必要がある」と指摘した。
記事にも出てくる「在特会」=在日特権を許さない市民は、最近よく聞く名前で、従軍慰安婦に関するシンポジウムなどがあると、会場前で、大音響で妨害工作をするのです。多数の動画が取られているのですが(自分たちでも誇らしげに宣伝している)、まあ、下品なこと、暴力的なことといったらすごいです。
騒音防止条例などで、警察が取り締まれるのではないかと思うんですが。
この東京新聞の記事に頭に来たらしく、東京新聞前で行動するそうです。自分たちの表現行為は無制限に認めさせ、自分たちに都合の悪い他人の報道は許さない、というバランス感覚を疑います。
以下、引用。
朝鮮人の不法を擁護する東京新聞は廃刊だ
朝鮮学校の公園占拠を「外国人いじめ」にすり替えた東京新聞
日本で迫害されている朝鮮人は日本から「脱日」せよ!
【日時】
平成21年12月19日(土)11:00集合
※抗議文の提出あり
【場所】
東京新聞
東京都千代田区内幸町二丁目1番4号 ℡ 03-6910-2211
http://www.chunichi.co.jp/info/map.html#map02
東京メトロ千代田線または日比谷線「霞ヶ関」駅C3・C4出口より徒歩1分
丸ノ内線「霞ヶ関」駅B2出口より徒歩5分
JR線「新橋」駅日比谷口より徒歩10分
都営地下鉄三田線「内幸町」駅A7出口より徒歩3分
【経緯】
東京新聞は12月18日朝刊で『外国人いじめ 不満はけ口』と題して、主権回復を目指す会と在日特権を許さない市民の会が進めている京都朝鮮学校による公園の不法占拠を「民族差別」だとすり替える捏造記事を掲載した。記事の中で「公園使用への抗議というのは言い掛かり」とした上で「参政権より先に差別を禁ずる国内法を整備し、公的な歯止めを必要がある」(一橋大教授・鵜飼哲)と公言、言論の自由に対して公然と牙を剥いた。50年もの長きにわたって市民の公園が朝鮮人によって占拠されてきた。この不法を<『語る』運動から『行動する』運動へ>が指摘して是正させようとしている。日本人がこの日本列島で、朝鮮人によって差別されている。朝鮮人と一体となって愛国運動を敵視する東京新聞の存在を許してはならない。
【呼びかけ】
主権回復を目指す会/在日特権を許さない市民の会/せと弘幸Blog『日本よ何処へ』/NPO外国人犯罪追放運動/外国人参政権に反対する会・東京
※雨天決行 プラカードの持参歓迎
【連絡】
西村修平 (090-2756-8794)
有門大輔 (090-4439-6570)
引用終わり
写真はコソボ紛争で肉親を殺され、泣き叫ぶアルバニア系難民の家族=アルバニア北部国境モリナで1999年4月4日、高橋弘司撮影
同じ地域に住む、同じ人間なのに、民族が違うからといって迫害すればどういうことになるか。10年たった今は、アルバニア系住民がセルビア系住民を迫害しているといいます。
憎しみと迫害は、連鎖して、さらに大きな憎しみと迫害しか生まないのです。
朝鮮学校の公園使用を「不法占拠」 京都で〝保守〟団体抗議
外国人いじめ 不満はけ口 言い掛かり? 不況で民族差別の傾向も
今月四日、在日コリアンの子どもたちが学ぶ京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の裏門前で〝騒動〟が起きた。拡声器を持ったグループが押しかけ、同校が隣接する公園を校庭代わりに使っていることを「不法占拠」と騒いだ。子どもたちはおびえていたという。
朝鮮学校は在日コリアンの子どもたちに民族の言葉や文化を伝えようと設立され現在、全国に約七十校ある。日本では各種学校扱いで朝鮮籍だけでなく、韓国籍や日本籍の子らも通っている。
騒ぎがあった四日は、同校で京都市内と滋賀県内の初級学校計四校の四~六年生約百三十人が交流会を開いていた。同校によると、低学年の子たちは昼食を終えて歯磨き中。マイクの大音響に数人の子どもたちが怖がって泣きだしたという。騒ぎの間、児童らは講堂や校舎にこもったままで下校できなかった。
この行動を主催したのは〝行動する保守〟を掲げる「在日特権を許さない市民の会」と「主権回復を目指す会」の関西支部所属メンバー。主権回復を目指す会・関西支部の新巻靖彦事務局長は「公園が学校に不法占拠されて困っていると住民からメールがあった。調べたら朝礼台や拡声器、サッカーゴールを公園に勝手に置いていた。市が動かないのでわれわれが行動した」と説明した。
ネット上で公開されている動画を見ると、裏門に男性十人ほどが押しかけ、「開けんかい」「なめとったらあかんど」「キムチくさいでぇ」などと怒声を浴びせた。学校から公園に向けた拡声器の電線が切られ、公園にあった朝礼台も学校の門の前に投げ出された。
同校は資金難から運動場がなく、道を挟んで隣接する市の公園を一九六〇年代から使っている。同校の高炳棋(コピョンギ)校長は「公園使用は京都市や地元の町内会と協議して了解を得た結果。不法占拠ではない」と説明する。
京都市の担当者は「公園は住民も学校も使うので、他の住民に不便がないようにと学校に何度か指導はしているが、使用をやめるように言ったことはない」と話す。
日本の大学で教員を務める保護者の一人(四二)は「いくら表現の自由があっても、学校に来て『スパイの子どもたち』『朝鮮学校を日本からたたき出せ』と拡声器で怒鳴り散らすのは政治活動のルール違反だ」と憤る。
今回の行動について、「市民の会」はホームページ上で「行動する保守運動の領域に朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)を引きずり降ろした」と成果を〝誇示〟。一方京都や東京では近く、市民団体などが行動を非難する集会を開く。
一橋大の鵜飼哲教授(仏文学・社会思想)は「公園使用への抗議というのは言い掛かりだろう。日本の民族運動を提唱する人々のようだが、もはや単なる外国人嫌いにしかみえない」
と語る。
「十年来の不況で、社会の中で民族差別に走る傾向が出てきている。欧州では先に起きている。女子学生のチマ・チョゴリ切り裂き事件は個人単位だったが、今回は組織された人々が公然と授業中の学校に押しかけており、危険な兆候だ」
折りしも鳩山政権は外国人の地方参政権導入に前向きだ。鵜飼教授は「参政権より先に差別を禁じる国内法を整備し、公的な歯止めをかける必要がある」と指摘した。
記事にも出てくる「在特会」=在日特権を許さない市民は、最近よく聞く名前で、従軍慰安婦に関するシンポジウムなどがあると、会場前で、大音響で妨害工作をするのです。多数の動画が取られているのですが(自分たちでも誇らしげに宣伝している)、まあ、下品なこと、暴力的なことといったらすごいです。
騒音防止条例などで、警察が取り締まれるのではないかと思うんですが。
この東京新聞の記事に頭に来たらしく、東京新聞前で行動するそうです。自分たちの表現行為は無制限に認めさせ、自分たちに都合の悪い他人の報道は許さない、というバランス感覚を疑います。
以下、引用。
朝鮮人の不法を擁護する東京新聞は廃刊だ
朝鮮学校の公園占拠を「外国人いじめ」にすり替えた東京新聞
日本で迫害されている朝鮮人は日本から「脱日」せよ!
【日時】
平成21年12月19日(土)11:00集合
※抗議文の提出あり
【場所】
東京新聞
東京都千代田区内幸町二丁目1番4号 ℡ 03-6910-2211
http://www.chunichi.co.jp/info/map.html#map02
東京メトロ千代田線または日比谷線「霞ヶ関」駅C3・C4出口より徒歩1分
丸ノ内線「霞ヶ関」駅B2出口より徒歩5分
JR線「新橋」駅日比谷口より徒歩10分
都営地下鉄三田線「内幸町」駅A7出口より徒歩3分
【経緯】
東京新聞は12月18日朝刊で『外国人いじめ 不満はけ口』と題して、主権回復を目指す会と在日特権を許さない市民の会が進めている京都朝鮮学校による公園の不法占拠を「民族差別」だとすり替える捏造記事を掲載した。記事の中で「公園使用への抗議というのは言い掛かり」とした上で「参政権より先に差別を禁ずる国内法を整備し、公的な歯止めを必要がある」(一橋大教授・鵜飼哲)と公言、言論の自由に対して公然と牙を剥いた。50年もの長きにわたって市民の公園が朝鮮人によって占拠されてきた。この不法を<『語る』運動から『行動する』運動へ>が指摘して是正させようとしている。日本人がこの日本列島で、朝鮮人によって差別されている。朝鮮人と一体となって愛国運動を敵視する東京新聞の存在を許してはならない。
【呼びかけ】
主権回復を目指す会/在日特権を許さない市民の会/せと弘幸Blog『日本よ何処へ』/NPO外国人犯罪追放運動/外国人参政権に反対する会・東京
※雨天決行 プラカードの持参歓迎
【連絡】
西村修平 (090-2756-8794)
有門大輔 (090-4439-6570)
引用終わり
写真はコソボ紛争で肉親を殺され、泣き叫ぶアルバニア系難民の家族=アルバニア北部国境モリナで1999年4月4日、高橋弘司撮影
同じ地域に住む、同じ人間なのに、民族が違うからといって迫害すればどういうことになるか。10年たった今は、アルバニア系住民がセルビア系住民を迫害しているといいます。
憎しみと迫害は、連鎖して、さらに大きな憎しみと迫害しか生まないのです。
ネオナチの日本版みたいなものですね。
大の大人が、子どもたちに歯をむくとは。。
なにか、私生活や公的な面での不満の吐け口を求めているのではないでしょうか。
今のじぶんを幸せだと感じ社会に感謝している人なら、このようなことはしないと思います。
主張を読んで、滑稽さを感じるとともに、かわいそうな人たちだなとも思いました。
意外だったので印象に残っているのですが、しきりにマイクを持っている人が法律や条例を持ち出し、自分たちの行動を正当化を説明していることでした。変な法律の使い方をするなぁと違和感を抱いたのを覚えています。
そもそも自分たちに学校の物品を撤去する権限がないのに、それを棚に上げて、さすがだ。
ワシ、この件でちょっと動いております。
もしよろしかったら事務所までご連絡ください。
やまけんさん。
素人ほど、都合よく、法律を使いますよね。やはり、市民への司法教育(自分の身は自分で守る力)と弁護士の援助の両方が必要そうです。
これはこれはおなつかしや。雷電様。すでにメールをうたしてもらいましたが、あれ以上になにかできることがあったら、なんなりと。
そして、検索でここにたどり着くなんて寂しいことではなくて、ぜひ、ときどきコメントを。
日本の中で日本人の子供が
日常的に公園で遊べない方がおかしい