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小沢一郎、日本人は権力に弱いから、なんだかんだ言っても黙ってしまう!安倍首相に逆らうと怖い!安倍権力で政敵倒す、前近代的手法まかり通る!権力を握って、その権力を濫用したら、何でもできる!

2017-06-14 09:30:27 | 政治
小沢一郎、日本人は権力に弱いから、

なんだかんだ言っても黙ってしまう!

安倍首相に逆らうと怖い!

安倍権力で政敵倒す、

前近代的手法まかり通る!

権力を握って、その権力を

濫用したら、何でもできる!

「それは印象操作だ」

安倍が批判を封じ込める時の

【魔法の呪文】だ!

(NEWS ポストセブン)




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小沢一郎氏 今は権力で政敵倒す前近代的手法まかり通る (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

小沢一郎氏 今は権力で政敵倒す前近代的手法まかり通る

6/13(火) 16:00配信

NEWS ポストセブン
小沢一郎氏 今は権力で政敵倒す前近代的手法まかり通る

今の政治状況を小沢氏はどう見ているのか

「それは印象操作だ」──安倍晋三・首相が批判を封じ込める時の“魔法の呪文”だ。その一言で世論はコロリと変わり、メディアは「政権を攻撃する側」に批判を向け、スキャンダルが続いても支持率は下がらない。今や国民は首相の言葉こそが印象操作だと気づいても、「おかしい」とは考えない。

 そうした異形の政治手法が出現したきっかけは、2009年の「国策捜査」ではなかったか西松建設事件、陸山会事件という一連の小沢一郎氏をめぐる捜査において、検察とメディアの印象操作で国民は野党第一党党首を犯罪者と思い込み、小沢氏は民主党代表の職を辞任し、政治の中心から排除された。第1次政権時代に自らを朦朧状態にまで追い込んだ小沢氏の退場劇は、野党時代の安倍氏に成功体験として刻まれたはずだ。この状況を小沢氏はどう見ているのか。

──安倍首相はあなたが、検察とメディアによって叩かれる姿を見て、「権力を握るには、この手があったか」と思ったのかもしれない。

小沢:その方法を使えば、みんな潰せるとね。僕は最後まで潰されなかったけど、あのとき政権にはつかせなかったわけだから。政敵を倒すために権力を使うことをためらわなくなった。

──その禁じ手が今や政治闘争の武器になっている。

小沢:まさに政治の禁じ手です。安倍政権は今までの自民党政権とはまったく異質。かつての自民党のリーダーは皆、権力を自分の地位保全のために行使してはならないという良識を持っていた。たとえばロッキード事件の時、田中角栄先生が本当に捜査を潰す気であれば、子飼いの者を法務大臣にして検察を事実上指揮すればよかったし、疑惑を報じるマスコミにも「事実ではないことを報じたら放送免許を取り上げる」と安倍政権がやっているように締め上げることもできたわけです。今の政権は現実に総務省がテレビ局に対し、そうやって脅しています。

 しかし、田中先生には「権力を濫用してはならない」という意識があった。だから捕まった。今はそういうことを平気で、積極的にやってしまうという感覚の人がトップにいる。それを取り巻いているのも似たような考え方の人ばかり。

 権力を握って、その権力を濫用したら、何でもできる。そして、日本人は権力に弱いから、なんだかんだ言っても黙ってしまう。

──民主党政権が、検察によるあなたへの捜査を止めなかったのも、その良識だったのか?

小沢:いや、それは違う。僕の事件は冤罪をでっち上げての権力による国策捜査だったわけだから。しかし一部の人は小沢はいないほうがいいと思ったかもね。むしろ、(捜査を)やれ、やれって(苦笑)。

──本来、議論を戦わせて自分の政策・主張への支持を増やすのが正攻法の権力闘争です。ところが、安倍首相は「空気」を支配することで、国会で議論に応じることもなく、政権批判を封じている。

小沢:安倍さんにしてみれば最高のやり方なんだろうね。なぜかというと、安倍さんの考え方、政策では問題が多すぎて論争すればするほど支持が広がらない。だから、権力を使って相手を叩いているわけです。

──それが絶大な効果を得ている。

小沢:政敵を倒すために権力を使うことは前近代的な政治手法で、歴史的にはむしろ常套手段だった。けれども、それじゃいけないという歴史の反省の中から民主主義は生まれてきた。今、その前近代的な手法がまかり通ってしまっている。

──官僚も空気をコントロールしている安倍首相に逆らうと怖いから、忖度が生まれる。

小沢:官僚の劣化とも言える。前川(喜平)前(文科省)次官は辞めさせられてから政権を批判しているけれども、現職の中にだって盾突く官僚がいてもよさそうなもの。けれども、それもいなくなった。自民党の中にさえ(批判勢力が)いないもの。社会全体がそういう、権力に媚びる事なかれの心理になっている。

──不満はあっても声を上げにくい。現在の政権は巧妙に批判や反論を口にさせない「空気」を漂わせている。今や日本では、「空気を支配する力」が政治権力そのものになったのではないか。

小沢:やっぱりメディアを抑えているのが効いている。権力に対する恐怖感なのか、媚びへつらいなのかわからないけれど、新聞、テレビは完全に抑えられた。一時は朝日新聞も完全に沈黙したからね。

 だけど最近、加計学園でも朝日と毎日は政権批判を始めた。少しずつ変わりつつあると思う。

 それにやはり野党の責任が大きいと思う。安倍政権を倒して、じゃあ誰がやるの、と。(反政府軍の)大将がいないのに権力に逆らったら、それは潰されるだけです。だから、みんな腹の中で不満を抱えていながら従っている。農協を見ればわかるでしょう。これだけ安倍政権に叩かれて解体寸前なのに、それでも自民党を支持しているんだからね。

●聞き手/武冨薫(政治ジャーナリスト)

※週刊ポスト2017年6月23日号


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『安倍一強』の状況を生んだ要因に、09年の『国策捜査』による小沢一郎氏の退場劇か|ニフティニュース

『安倍一強』の状況を生んだ要因に、09年の『国策捜査』による小沢一郎氏の退場劇か

2017年06月12日 11時35分 NEWSポストセブン

『安倍一強』を生んだ要因に、09年の『国策捜査』による小沢一郎氏の退場があるという

かつて小沢氏は『政権交代可能な2大政党制』の実現を掲げて自民党政権に挑み2度倒した

その小沢氏が政治の中央舞台から追われ、国民の野党への期待も失われていったという

安倍一強 メルクマールは「小沢一郎の敗北」

2017年06月12日 07時00分 NEWSポストセブン

安倍首相の「一強時代」はいつから?

「それは印象操作だ」──安倍晋三・首相が批判を封じ込める時の“魔法の呪文”だ。今国会では16回も連発した。その一言で世論はコロリと変わり、メディアは「政権を攻撃する側」に批判を向け、スキャンダルが続いても支持率は下がらない。今や国民は首相の言葉こそが印象操作だと気づいても、「おかしい」とは考えない。

 そうした異形の政治手法が出現したきっかけは、2009年の「国策捜査」ではなかったか。西松建設のダミー政治団体からの政治献金問題で小沢一郎事務所を大々的に強制捜査し、秘書を逮捕・起訴。いわゆる「陸山会事件」である。検察とメディアの印象操作で国民は野党第一党党首を犯罪者と思い込み、小沢氏は政治の中心から排除された。

 第1次政権時代に自らを朦朧状態にまで追い込んだ小沢氏の退場劇は、野党時代の安倍氏に成功体験として刻まれたはずだ。逆に言えば、「小沢の敗北」がなければ、現在の「安倍一強」も、“魔法の呪文”も誕生しなかったかもしれない。

 安倍政権になってこの国の「権力のかたち」は大きく変わった。加計学園の獣医学部認可をめぐる政権の対応を告発した前川喜平・前文部科学事務次官が語った言葉が、その「空気」を言い表わしている。

「みんな志を持って国家公務員になり、世の中の全体の奉仕者、公僕として仕事がしたいと思っている。しかし最近は、一部の権力者の下僕になることを強いられることがあるような気がする」

 かつて永田町は自民党内も与野党間も「数は力」の論理で動いていた。仲間を集め、国会で議論を戦わせ、選挙で国民の支持をより多く集めることこそが権力闘争だった。

 だが、今や権力者が批判勢力を排除することで国民の「空気」を支配し、戦わずして勝利する。政治をコントロールしていた霞が関の官僚さえ、総理の意向を忖度する行政を行なうようになった。

 そうして生まれたのが「安倍一強」と呼ばれる異形の政権だ。日本政治の研究者、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏(アムステルダム大学教授)は、国家権力が国民に偽りを事実と信じ込ませ、「偽りの現実が蔓延する社会」が広がったのは2009年の一連の小沢事件捜査からであり、それ以来、「偽りの事実から国民は目覚めていない」と指摘している(本誌・週刊ポスト前号「安倍官邸の『空気の研究』」)。

 自民党を飛び出して四半世紀、小沢氏は「政権交代可能な2大政党制」を実現させることを掲げて自民党政権に挑み、2度倒した。その小沢氏が検察という国家権力の捜査で政治の中央舞台から追われると、ほどなく2大政党による政治体制は崩壊し、国民の野党への期待も失われたまま回復していない。

 第1次政権を小沢氏が率いる民主党に「数の力」で倒された安倍首相は、「空気の力」を用いて小沢氏に復讐を果たしたといえるのではないか。そしてその小沢氏は現在、わずか6人の少数野党の党首となり、衆参409人を誇る安倍氏にとって恐るるに足りない勢力になった。

 そう見ると、「安倍一強」を作り出すメルクマールは「小沢の敗北」ではなかったか。そう問うと、小沢氏はしばし考え、「振り返ると僕の失敗は、あの時に自ら身を退いてしまったことだったかもしれない」と口にした。

※週刊ポスト2017年6月23日号


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