「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋

今回からＬｉａさんの歌う主題歌なＯＰでオーソドックスに始まりました。
テレビＣＭ等でＬｉａさんの『My Soul,Your Beats! 』のサビは知っていたのでどんな画で観られるのかと思っていたら天使な彼女が弾くピアノに合わせて歌声が響くようになっていてビックリ。最初、ピアノの鍵盤を叩く細い指が映っていて誰だろうと思わせる描写で始まるあたり凄いコンテですね。それに、背景の雲の流れる速さが…凄く綺麗でした。雲の流れる速さに台風的な話の展開の早さや荒事の予感を含ませていたみたいですし、やっぱり良いです。

そして初回に感じた疑問についていきなり種明かしがされたですよ。
それは、彼らの武器の出所。
それがギルドという地下組織。
そこで彼らが使う武器弾薬を造っていた。なるほどそれなら、対天使作戦用に湯水のように弾薬を使用出来たという訳ですね。でも、その製造場所については天使にばれない様、最上級のシークレットにされていると言う。まぁ、無理もないけど…だからそこへ到る経路に天使が侵入したらトラップを作動させるってのは…。そのトラップのおかげで、ゆりっぺに従って付いてきた構成員のほとんどが一人ずつ引っ掛けられ減っていくのは、『何、大丈夫、だいじょうぶ、しなないから』と、いくら言われようと不安感は決して無くならない。そのトラップにはまると無残な倒され方をされようと、ちょっと死にたくなるような痛みを伴うけど死なないから…って簡単に割り切れるものではない。特に、ゆりっぺにとってそれは生前に体験した辛い想い出を直撃するようなことだった。

そんな彼女が理不尽な世界や神様に刃向かうことを選んだ最初の一人だったと言うのがこの世界の始まりだったらしい。
でも、そんなことがいきなり第２話で明かされたのはちょっと意外だったかも。
私的にはもう少し先まで明かされないのではと思っていたので、これは話のわかり易さや視聴者に優しい展開を心がけたためと思えますね。

そうそう、Ａパートの最後で、音無くんに『次のトラップで消えるのはお前だぜ』って言った奴が、Ｂパートになった途端、次のトラップに引っかかったのは彼自身だったと言う展開は面白いです。アニメ的展開ですね。こういう展開ってのは素直に面白いです。そんな判りやすさが今回の作品の背景に隠されているのではと思った第２回目でした。

それから…ギルド爆破作戦時の時間稼ぎに出した巨大大砲の砲身の肉厚が薄くてアレ大丈夫なの？って思っていたら、砲弾を発射するときに砲身炸裂で自爆状態だったのも面白かったです。最初、原画書きの方がミスって肉厚に描かないといけないのを薄く描いてしまったのかと思ってしまったのですが、そういう形だけの大砲がどうなるか判って描いたらしいのは、ちょっと驚いてしまったです。それってなかなか出来ることじゃないですしね。



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