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CLANNAD~AFTER STORY~第8話『勇気ある闘い』の感想レビュー

2008å¹´11月22æ—¥ 15時08分46秒 | CLANNAD~AFTER STORY~
春原が有紀寧の兄の名を騙ったことが、今週も尾を引きます。
前回ラスト、辛くも智代によってピンチを救われた朋也達ですが、暗がりで一瞬のうちにケリを着けたのが悪かったのか、春原自身が敵を撃退したかのように誤解されたまま=やはり、あの金髪が有紀寧の兄なんじゃないか?と思われたままの状態に。
自分のまいた種とは言え、さすがに同情せざるを得ませんね。

春原が無関係なことを伝えようと、敵グループのリーダーの元へ、直談判に行く有紀寧でしたが、事態はメンツや負傷者の敵討ち等の思惑のせいで、今更とめられるものではなくなっていました。
その結果、他の抗争は控える代わりに、敵のリーダーと有紀寧の兄の1対1のタイマン勝負をして、負けた方が相手の傘下に入るという取り決めをすることに。
荒くれ者どもの巣窟にたった一人で飛び込もうとする有紀寧は、勇敢を通り越して無謀という感じがします。
物語的に必要な展開なので、あまりツッコむのは野暮な気もしますが、そこは朋也だけでなく、全員で止めてあげた方が良かった気もしますね。
有紀寧のことを大事に思うなら尚更ですし、彼女を追ってそのまま乱闘に、という方が有りそうかなという気も。

さすがに話が大きくなってきたので、せめて病院から電話で指示を出すだけでも有紀寧の兄にしてもらえないのか?と朋也は考えたりしていましたが、結局、春原を代役に、決戦場である川原へと進む一行。
前回の予告で描かれていたシーンですね。
これを見て、有紀寧の兄の真相を予測した方が多かったのではないでしょうか。

戦いの前に、腹ごしらえを!と、早苗さんの差し入れのお手製パン(+クラナドと同じくkey原作のゲーム、カノンのヒロインのお母さんが作ってくれたと思われるジャム付きww知っている方は知っていると思いますが、やはり想像を絶する破壊力を持つ味です。)を春原に渡す渚。
たくさんあるからと須藤他の仲間にも振舞いますが、それが原因で全員が気絶状態に。
レインボー光りすぎww
マジバトルの前に、これを持って来るのは演出的にちょっとどうかなという気もしますが、春原はギャグシーンでいじられてこそ、輝きを増すキャラなのでこれはこれでありなのかも。

1人だけ早苗パンの破壊力を知る朋也は、それを食べていなかった訳ですが、このままこちらの不戦敗になるわけにも行かないということで、敵のリーダーとのタイマンに名乗りを上げます。
ここは、ゲームでは有紀寧ルートに入っているので違和感がないのですが、アニメ版ではやはり立会人的ポジションにいる感じにならざるを得ないので、強引に持っていくしかなかったんでしょうね。

とは言え、一介の高校生が、グループの頭をはっている相手にかなうわけも無く、一方的にボコボコにされてしまいます。
渚が泣き叫ぶ描写が凄惨さを物語っていましたね。
やがて泣き崩れて顔も上げられなくなってしまっている所も描かれていたりと、かなりの痛々しさでした。

敵のリーダーは朋也の右腕が普通ではないこともすぐに看破出来るほど、ケンカ慣れしており、朋也と自分の実力差にも気付いていた訳ですが、トップとしての責任と、朋也の覚悟を酌んで、手加減せずに攻撃を続けます。
こすい手は使わず、正面から叩き潰す敵のリーダー。
やはり格が違うという感じですね。
殴る様子は実戦的で、派手さはないものの、確実に相手の戦闘能力を奪って行くのがわかる描写でした。
多分、本当にケンカの強い相手と殴り合いになったら、今回の朋也の様に、相手に何をされているかわからないまま、一瞬のうちに袋叩きにされてしまうのが普通なのではないでしょうか。

殴られつつも、何とか意地で立ち向かい続けた朋也。
2人が精魂尽き果てて、結果の後始末はどうであれ、ひとまず戦い自体は終わろうか、という時になって、春原達が目を覚まします。
朋也に加勢するべく、なだれ込んでくる春原や須藤達。
なんだかんだ言いつつも、朋也のピンチに助太刀に入る春原は、やっぱり良い奴だなと思います。
咄嗟の判断でそれが出来るのは、やはり相手のことを大切な存在だと認めているからではないでしょうか。

それに立ち向かおうと敵グループのメンバー達も突撃。
2人の制止も聞かず、まさに最悪の乱闘騒ぎになりかけたその時、土手の上から1人の人物が姿を現します。
まさしくそれは有紀寧の兄!
そのまま敵リーダー目指して駆け寄り・・・しかし、カウンターのパンチを食らって吹き飛ばされてしまいます。
あの智代と強さでタメを張ると噂された有紀寧の兄にしては、以上に歯応えのない結果になってしまった訳ですが、それもそのはず、その正体は、兄のふりをした有紀寧本人でした。
ひょっとしたら、アニメ版では兄が生きている展開とかもありかな~?と少しだけ期待していたのですが、やはり原作に沿った展開でしたね。
変装を見てまさか?と思ったのですが、さすがに無理か。
朋也と殴り合って満身創痍になりつつも立ち向かった敵のリーダーもたいしたものです。
体力が削られてなかったら有紀寧のダメージももっと大きくなっていたかもしれませんもんね。
知らずにやったので仕方ないですが、女の子を本気で殴るのはさすがに見ていて痛々しすぎるので、NGです。

なおも敵リーダーに立ち向かって行く有紀寧。
なぜ争いを続けなければならないのかと、涙ながらに訴えます。
有紀寧の兄は、やはり事故で他界してしまっていたんですね。
はじめは兄の仲間たちを怖がっていた有紀寧でしたが、交流を持つうちに、彼らも本当は怖いのは見かけだけで、気の良い人たちばかりだと理解していったという訳でした。
兄との関係を描くということと、血のつながりは無いながらも家族同然になれる可能性について描くという2点において、有紀寧編は必要だったのかなという気がします。
抗争自体を扱っている作品で面白いものは色々ありますが、個人的には不良云々が仲間で!絆で!というのがこの作品で必要だったかは微妙な気もするのですが。
実際には、特に理由が無くても派閥があればいがみ合う、という今回のようなことの方がリアルなのかも知れませんが、せめて2つのグループが対立するのも仕方ないと思えるような目的のようなものがあれば個人的には納得できたと思います。

有紀寧の文字通り体を張った訴えに、抗争は中止。
後日、有紀寧の兄の墓を訪れたのは、元々の仲間だけでなく、敵グループのメンバー達の姿もありました。
有紀寧の兄に手を合わせる一同。
それを背景に、光の玉がひとつ、空に飛び立ちます。

光の玉は、願いを叶える、幸せや祝福の証。
別の日、学校に戻ってから、有紀寧は光の玉にまつわる話を朋也たちに聞かせます。
先日、美佐枝さんのお話の時も現れた光の玉。
朋也は光の玉を見やすいということなのか、何か特別な力があるのかも?ということがにおわされつつ、次回へ続く。

光の玉の意味を朋也に、そして視聴者に伝えるという意味では、有紀寧の果たした役割は大きかったですね。
根拠は無いのですが、美佐枝さんの話を先に持ってきたのは、このシーンの説得力を増すためだったと考えると、なかなか味わい深いなぁと思います。

次回、第9回、『坂道の途中』
光の玉も集まって、いよいよ物語も次のステージへ進みそうですね。
朋也や渚の進路はどうなってしまうのでしょう?





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