橘の部屋

シェリルがグレイスに突きつけた「何故！」
何故ランカのマネージャーになっているのか、
何故自分はベッドに縛り付けられているのか、
そして何故ランカの歌はバジュラに通じるのか、
何故自分ではなく！

グレイスが拾わなければ、ギャラクシーのスラムで
今もゴミにまみれていた筈のシェリル。
ゴミを漁って口にしている幼少時代のシェリルの姿は
けっこう強烈ですね。

作られたアイドル、惨めなもの…とグレイスは冷たい。
「シェリル・ノームはもう、死ぬのよ」
微笑みつつ嬉しそうにそういうグレイスに、
息を呑むシェリル。
グレイス、ほんと容赦ないです。

ＯＰがやっと変わりました。
シェリルとランカによる「ライオン」
良い感じじゃないですか、デュエット。
でも互いにライバル、バリバリって感じの歌ですね。
ほんとに三角関係モロだし。

♪生き残りたい
　まだ生きてたい
　君を愛してる
　本気の心見せ付けるまで私、眠らない。

シェリルとランカが競うように歌うＯＰラスト、
すげー気迫を感じますよ。

あぁ…でもこの曲を出すのを遅らせたのは、
やはり物語の進行に合わせてのことですね。
この歌詞、シェリルが真実を知る今回こそ、
その意味がね…。

さて…ルカはレオンに賛同することにしたの？
プランを渡してますよ。
「シンデレラの角笛」ですか…。
そのネーミング…わからんでもないが、角笛って…メルヘンね。
ただ、守りたいから。
それは、大切な人を、だね。
それがルカなりの彼女を守る方法なんだ…。

シェリルはやはりシェリル。
グレイスを失っても自分の力でやっていくと強気です。
でもそんなシェリルにグレイスが突きつけた事実。

　治ってない。
　今までは発症しなかっただけ。
　どのみちもう死ぬことになる。

シェリルに関しては、色々なところで２つの説が出ていました。
グレイスより与えられている薬で、身体を蝕まれている説と、
グレイスから与えられている薬で、生かされている説。
生身であることも疑わしくなっていたわけですが、
どうも生身は生身で、病気持ちってことのようですね。
それも不治の病。

上院たちの過半数の内諾を取り、
大統領とレオンの計画は順調に進んでいる様子。
これで本懐を遂げられると大統領。
そう、本来彼らは新天地を目指してるのだ。
新たな大地、安住の星を。

船団の超長距離フォールド計画の前倒し法案が可決されたと
ニュースでも取り上げられている。
でも余剰エネルギーの蓄積はされてないから、
全ての商業活動は停止、食料と水は配給制、交通機関も規制が入る。
極貧生活の始まりとなります。
それを聞いて「こーしちゃいられないわ」と
燃えたのがボビー。
フォールド前の在庫一斉セールが始まるからかよ
やっぱボブ、どこまでも女、ねぇ…。
そしてバーゲンに興味のない私は、どこまでも男かしら。

で、なんで服までセール？便乗セールよね、これ。
わーい、アルトが女と間違われてる～。
「誰がお嬢さんだっ！」
って喉仏見せなくても声で分かる…よね？中村さんだし。
神谷さんだと、声だけじゃ判別してくれんかもですが

アルトはオズマに呼び出されて、病院へ。
軍の機密情報を知らされる。
バジュラは反応エンジンやフォールド波に引かれる習性がある。
そんなバジュラの前で船団規模のフォールドをしようものなら、
どうなるか。
そこで軍はランカを囮に使うつもりなのだ。
オズマはアルトに上官としてではなく、ランカの兄として言う。
「ランカを守れ…守ってやってくれ」
無言で顔を引き締めるアルトが良いですね。

良く言ったなとカナリアに誉められちゃったオズマ。
そう、その役は自分でありたかったはず。
でももう彼は自分の役目は終わったと悟ってる。
それでアルトに委ねるわけですか。
あとはもう一人のお兄ちゃんですねー。
ＯＰでもアルトＶＳブレラ、火花散ってたもんなぁ。
オズマが死に掛けても、以前のようにフラッシュバックが
起こらなかった。
記憶が戻るのかもしれないとオズマは考えています。

…そういえば、そうでしたね。
言われて初めて気づきましたわ。
ランカにしてみれば、両親を失った悲惨な事故を思い出すことになり
気の毒ではありますが…。
記憶が戻れば…ブレラのことも思い出すよね。
ふふふ。ちょっと楽しみ。（鬼？）

何のために戦うのか、自問するアルトの耳にランカの歌声。
ビルのモニターに映し出されているランカを見つめる。
ＣＤショップのワゴンセールは、シェリルのＣＤ５０％オフ。
ギャラクシーもなくなった今、帰る場所もないし、
まだここにいるのかしらと庶民の言動も辛らつで、
そんな会話を耳にして険しい顔を作るアルト。

グレイスに言われた言葉に愕然としたシェリルは、
確かめてみろと言われて、タクシーで一人どこかに向かってます。

同じ頃、ミハエルはテレサに調べてもらった薬の結果を、
クランから聞いています。
ちゃんとクランに理由を説明したんだね。えらいえらい。
誤解解けたようでよかったよ。
さてその薬はある感染症の症状を緩和させる目的のもの。
副作用として、発熱、嘔吐、悪寒が出る。
シェリルの様子を見るに、それは物凄く当てはまります。
その感染症とは、「Ｖ型感染症」
体液、血液感染タイプの感染症なので、よほどのことが無い限り
人には移らないはずだとクランは言うが…。
何故シェリルが…と思わず口を滑らせてしまうミハエル。
案外、うっかりさんだなぁ。
クランはそれで納得しちゃう。やけに必死なのはそのためか、と。
誤解一つ解けた後にこれですか…。
でも凹まず「私だってゼントラ化したら！」って強気。
いやぁ…確かにゼントラ化したら、プロポーションは
良くなりますが、ミハエルとのバランスが…ね…はは。

うおー、その「Ｖ型感染症」の対処と予防という論文を出したのは、
…マオ！
うはっマオ、年取りましたね（突っ込みはそこか）
マオも117船団にいたのか…。
んで、共同研究者がランシェ・メイ！ランカの母と、
グレイスじゃないですかっ！！
つ、繋がりましたねー、色々と。
その後ギャラクシーで発表された論文では実際の患者レポートもある。
その患者とは…シェリル。
そこ（ミハエルとクランは図書館で調べていたようです）に現れた
シェリル、発熱してふらふらです。

あら…オズマったら、あのハーモニカで確信を得たのでは
なかったの？
幼少時代のランカの家族写真、ハーモニカを首から下げて
いるのは父親のようですね。
でも何度も出て来た映像で、ブレラっぽい子はランカの家族と
共にいた。兄か、親族か、いずれにしてもランカの家族に
近しい存在であることは間違いない。

病気のことはアルトには言わないで欲しいとミハエルに口止めするシェリル。
大丈夫、私はシェリルよと微笑む。
「シェリル・ノームなんだから」
あぁいつものシェリルだ。
だけど…。

アルトに言わないで本当にいいのかとミハエルに詰め寄るクラン。
同じ女だから分かると必死になるクランが可愛いよ。
でも本気で相手を思っているからこそ、いえないこともある。
でも、やれることはある、とアルトに連絡を入れるミハエルは、
やっぱ良いヤツですね。
理由はいえないけど、今行かないと後悔する。
アルトはそういわれたら、ちゃんと向かいますよね。

貴女の本質は所詮アイドル。
作られた偶像。
雨の中、傘も差さずにふらふらと歩くシェリルの脳裏に
グレイスの言葉が反芻する。
ニュースでは大統領がバジュラに対する切り札として
ランカを紹介している。
それを見て絶望するシェリル。
足元には剥がされて雨に濡れるシェリルのポスター。
うわー、とことんって感じですね。
ＢＧＭはランカによる「愛・おぼえていますか」ですかー。
その場に崩れるシェリルの前に手を差し出したのは…アルト？
アルトのわりには傘がバンカラ…と思ったら、
矢三郎！？
シェリルにはアルトに見えてしまったようです。
また良いとこ取られてるよアルト。

このお嬢さんは私に救いを求めた、だから自分が預かる。
会いたければ早乙女の屋敷にこいって…。
矢三郎、やりますねぇ。貴方の目的はあくまでも、
アルトを連れ戻すことだからなぁ。
この人もこんな顔して、黒いです。

そこにＳＭＳからの緊急指令。
ことごとくついてないアルトです。
バーゲンで服の取り合いになってるクルーたちにも
指令が…。ってキャシー、アンタどれだけ買い込んでるのっ。

会見中の大統領にも一報が。
予想よりバジュラの動きが早かったようです。
ランカの身の保障がなければ、彼女は使えないと突っぱねてるけど、
レオンは保障などなくとも、使うでしょうね。

もうバジュラに反応弾はきかない。
どうするつもりなのー。
マクロスキャノンはおいそれと使えない。
艦の護衛を命じられるアルトたちですが、
彼らの攻撃が効かぬ今、彼らだって丸腰と同じ。
ルカも計画が狂って苛立ってます。

ケツに付かれてるぞっていうミハエルの台詞にきゃっ
ミハエルとアルトの関係が好きだわー。
アルトのピンチを救ったのはブレラ。
そしてランカも来ました。
喜ぶルカに、ちょっとムッとしてしまったよ私は。

許可はしていないと大統領は憤るが、
ランカは自らの意志で船団を守るために危険を承知で出たとレオン。
確かにそれは事実。でもお膳立てしてるのは
貴方たち（レオン＆グレイス複合体）よね。

これをもって船団は緊急の超長距離フォールドに入る。
病院でランカの映像を見つめるオズマ、気が気じゃないよね。
でもランカの乗っているカナリア機に貼りついたパジュラは、
ちゃんとお兄ちゃんが退治しました。
「お前はオレが守る。安心して歌え…ランカ」
ちょっとほろりと来たよーっ保志さんっ！！

対して「守ってやってくれ」とオズマに頼まれたアルトは、
自分の身すら守れない状態に歯噛みする。
悔しいだろうな。

バジュラが一掃された時、ランカは腹部に痛みを覚える。
そして無事フォールドに突入したが、歌い続けるランカ。
でもそのアイモは、ランカの記憶の「アイモ」
ブレラはそんなランカの思いをわかってる…そんな感じです。

うわ…その歌に反応して、心臓どっくん動いてるものが…。

とここでＥＤです。
あー、もぉ、毎度続きが気になります～。

アルトは早乙女家へ行くようですね。

願わくば、アルトだけはもう少し作画頑張ってください。
今回もときめく顔が一枚もなかったですよ。