橘の部屋

ええ～っ。先週あんなにドラマチックにお亡くなりになった
ミハエルのことは、もう良いんですか?
もちっと、彼にもスポット当たっても良いんじゃなくて?
そんな時間がもうないのかな。
ランカもアルトもルカも、もっと愕然としちゃう筈じゃないのか?
そりゃ自分たちも生きるか死ぬかって場面ですけど。
どうなんだろ。
そこらへんの心理描写というかフォローがちょっと足りない気がした。
なにより私はミハエルがどうなったか見たかった。
せめて死体回収してくれよ。
外はクォーターたちが外から来たバジュラと対峙してたんで、
片付けたバジュラの残骸と一緒になって浮遊してそうで
嫌だぁぁぁぁ～。(そこまで想像するなってば)

とにかくもう少し、ミハエルに浸りたかったよ、わたしゃ。

それではざっくりいっときます。

大統領はバジュラに殺されたことにしちゃったレオン。
補佐官だった彼が、大統領の持つ全権限を受け継ぐことに。
バトルフロンティアが切り離されました。
レオンが権力を掌握するのは不味いと走るオズマとキャシー、
間に合いませんでした。
「さぁ…僕のターンだ」
うーん、ますます小者臭がしてますが…。

アイランド3に行けばなんとかなるというルカの案を受ける
アルトとランカ。
戦闘準備に入ってるクランは手にした小さなものにキス。
よく見えないけど(今回もべ王にUPしてるの画質悪くて…)
多分ミハエルの眼鏡だよね…。
クランの眼が血走ってて凄い迫力です。
「うぉぉぉぉぉ～」「くらえ!」
と鬼気迫る…いや本物の鬼と化してますわ。
…にしてもこの最後のアップは怖すぎ。
女の子なので、もちっとなんとかしてやって。
銀魂並みに崩れてるやん怒り顔。

ルカの作戦。
LAIが開発したリトルガールという名のファールド爆弾は、
半径50キロの空間を切り取って食い尽くす。
50キロといえば、船団まるごとサイズです。
バジュラをどこか一箇所に集めておいて、
これを使って船団ごとサヨナラ～にするってわけ。
一箇所に集めるってことは、ランカを囮に使う手ですね。
絶対に守ると決めた愛しい人を守れなかった。
だからってランカを使おうなんて…。
この状況でその手しかないのはわかるけど、
ちょっと勝手だなぁって思ったよ、ルカ。

これはもはや生存をかけた戦い。
そういわれてハッとするアルト。
自分でも瀬戸際にいるとランカに語っておきながら、
その本当の意味をわかってなかったみたいね。
「…歌うよ、私」
ランカは自らそう申し出ます。
「みんなの…ために」

ランカが歌えばバジュラはここへ集まってくる。
それが確認されたらアイランド3は切り離され、
安全な場所まで移動したら爆発される。
「そのギリギリの瞬間まで私はここで歌い続ければ良いんだね」
そう冷静に応えるランカが、気の毒だった。

バジュラは近づかせない。絶対脱出は成功させる。
だから安心して歌えとアルトは言う。
前にブレラが同じ台詞を言ったね。
でもブレラの時のようには安心出来ないよ。
それでも…
「うん、今度はちゃんと出来ると思う」
と応えるランカ見てるのが辛かったなぁ。
「頼む…」
アルトも酷い依頼をしている自覚はあるから、
そんな顔してるのでしょうけど…。でもね。

「歌いたくないなら、歌わなくていいんだぞ、ランカ」
「酷いよ…ブレラさん。どうしてそんなこと言うの?」
涙ぐむランカをがっしり抱き寄せるブレラ。
「歌はお前の心だ。それはお前だけのものだから」
ブレラの胸で思い切り泣くランカ。
そう、ブレラだけが解ってくれてる。
ブレラだけは「他のみんな」より「ランカ自身の気持ち」を
優先している。
そりゃ立場の違いとかありますから…アルトばかり責めちゃ
いけないと思いますがね。

「伝えたかった、たった一人の人。その人には届かなかった歌だけど、
これがその、たった一人の望みだから」
ランカぁ～(うるうる)
そしてランカは歌いはじめる。
作りかえられた戦闘のための「アイモ」ではなく、
彼女の慈しみの「アイモ」を。
両手を伸ばし、「おいで…私はここだよ」とバジュラに訴えながら。
危険なだけじゃなく、残酷な役割だよね。
殺すために、自分を餌にして呼び寄せるのだから。
「痛い…痛いよ」
涙を流しながら歌い続けるランカが可哀想で…。
「見事よリトルクィーン。11年前とは違うのね」とグレイスはニヤリ。
11年前の事故は、ランカの歌が原因だったのかしらね。

アイランド3はパージされ、ランカも脱出。
うわほんとに呑み込まれる感じで消滅です。
と、またランカのお腹が痛みだします。
「ごめんね…」
「お前はよくやったぞ」
いや、それ君に言ってないし
ランカが謝ってるのはバジュラたちに、でしょう。
「…ありがとう、ランカ」
アルトのそんな言葉も、ランカはちっとも嬉しくありません。

艦内に残っていたバジュラも一掃し、ようやく事態は収拾、沈静化したが
失ったものはあまりに大きい。
ミハエルのバルキリーの操縦席でメット抱えて泣いてるクランが
可愛いやら可哀想やらで…。
操縦席にはちびの頃のクランとミハエルのあの写真が…。
こりゃ余計泣けるわなぁ、クラン。

レオンはランカに追悼式で歌えというけど…無理ですよもう。
「ごめん…なさい…もう歌えません!」
どよめく報道陣。
でもブレラだけはそっと影から納得した顔してますね。
その報道を見ていた、アルトとシェリルはそれぞれ驚きます。

もう嫌だ。どうして自分の歌なのか。
何故自分の歌がバジュラたちに届くのか。
林に逃げ込んだランカの後ろから現れたのは…
愛くんです。ランカに飛びついてスリスリ甘えるのは可愛い。
かろうじて緑のままですが、
第二形態を取りつつありますね(ぶるぶる)>身体
そんなこと言ってる間に眼が赤く光って脱皮しちゃいました。
その姿を見たら…きっとランカにも愛くんの正体がわかるだろう。

夜中にアルトの携帯が鳴って、怒りつつも画面見ると相手はランカ。
ってかアルト…ランカのミニキャラ動画入れてるのか…ちょっと意外。
夜中の呼び出しにも走って駆けつけるところはイイよアルト。
そんなアルトにランカは紙飛行機の作り方を教えてくれと頼む。
拍子抜けしますよね。
でもちゃんと深く追求せず承諾するところは、
なかなか良いですよ、アルト。

アルトはどこまでもマザコンでした。
いやいや
アルトが空を飛ぼうと思うようになったのは、
「本物の空が見たい」という母親の言葉が原因。
船で生まれ育ったアルトにはおとぎ話のような本物の空。
それはいつしかアルトの夢になったんだね。
ランカは素直にそれを素敵だと称した。
そんなランカにアルトは穏やかな顔で礼を言う。
これは反則。ランカじゃなくてもドキッとしますわ。

ランカが作った紙飛行機を調整するアルトの横顔は綺麗。
ランカも見とれてるわー。うんうん。この辺の作画良くてよかったよ。
「みんな自由に…自由に生きたいんだよね、きっと」
ランカのその言葉の意味は、おそらく…。
「アルトくん、お願い!私と一緒に…」
ランカの投げた紙飛行機をキャッチした愛くんが姿を表して、
アルトは慌てて銃を向けます。
止めるランカ。憤るアルト。
バジュラなんだぞ、ミシェルを殺した!
でもこのコじゃない!
「このコは脱皮したばかりで、何も悪いことしてないじゃない。
なのに殺すの?」
バジュラが居る限り戦場になる。殺すしかないんだと銃を向けるアルト。
紙飛行機持ってユラユラしてる愛くんは、
やっぱちょっと可愛いよね。

止めたのはブレラでした。
「ランカ、望みを言え。お前の望みを俺が叶えてやる」
ランカの肩に手を掛けて、紙飛行機を「はい♪」って感じの愛くん。
フリスビー犬みたいなものですねぇ。
ちょっとずつだけど昔の記憶が戻りかけてるランカ。
自分とバジュラとの関係も、なんとなく何かあるってところくらいまでは
わかってきたんだろうね。
生き残るためには一方を殲滅する、のではなく
共存の道を選びたいのだろう。
さっきの台詞はその表れかと。
怖いけど知らなくちゃいけないと思い始めてるランカ。
友人たちに置手紙をしてきたようです。
「だから私…行くね」
愛くんだけでも仲間のところに返してやりたいというランカ。
「解った」
その望みを聞き届けたのは、アルトではなくブレラ。
ランカの瞳が涙で潤みます。
遠隔操作でVF-27が現れ、ランカはその手に乗ります。

「行くなランカ」
本当はアルトと行きたかった。
「ずっと一緒にいたかったよ」
さよなら…大好きでした。
ここで流れる新曲(だよね?)蒼のエーテル。
タイトルが曲名でその曲がEDに続くという構成は
ずっと続きそうですな。

ランカの旅立ちを何故かシェリルも察知?
ってか…また早乙女家にいるのかアナタ。
案外居心地良かったりして、ね。
オズマたちは野宿ですか…レオンに追われてるもんね。
でも無事でよかった。
アイランド1はブレラにより強制解除され、
彼らは宇宙へと飛び出して行きます。
ランカをさらう王子様は、アルトじゃなかったねぇ。

ブレラが実の兄じゃなかったら、
カップルとして応援しても良いんだけどね。
でもまぁランカにはブレラは救いになってるので、
良かったと思うよ。
彼女の身体には秘密があると思うので、それがわかった時、
彼女の友人たちもさすがに拒否反応起こすかもしれない。
それでも、そんな事になっても、ブレラだけは傍にいてやるだろうから。
彼女にはそういう存在がないと、この先キツイですよ、きっと。

この後、どういう展開になるのやら。
このままランカが消えっぱなしってのもないだろうしな。
アルトがここんとこ、ほんと冴えないので、影が薄いですよー。
ヒロイン二人の方が、ちゃんと地に足つけてるもんなぁ。
マクロスは３ヒロインがウリなんだから、
君も頑張らなきゃ(え)
う…でもミハエルが死んじゃったから、
アルトのヒロイン度がちょっと下がってしまった気が…。
ミハエルに構われてるアルトが良かったのに。
好きだったのに。
楽しみだったのにーっ!!
(いやBLとか、そこまでの意味じゃなく、ね)

あぁなんて惜しい人を殺してしまったんだよー。
もう一度、会いたい
クランな気持ちだ。