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MOBLE ART IN TOKYOをコンシェルジュがナビゲート。5/31~7/4東京・国立代々木競技場オリンピックプラザの特設会場で開催。
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東ミチヨ(あずまみちよ)
ライフスタイルジャーナリスト ファッション、クルマ、時計などを中心に、独自の視点でライフスタイル提案を行う。 上條桂子(かみじょうけいこ) 編集者/ライター 専門誌やフリーペーパー等で幅広く企画編集、執筆活動中。 松浦明(まつうらあかり) ライフスタイルジャーナリスト/エディター インテリアデザイン・建築・旅・食・ボディケアなどライフスタイル全般をテーマに執筆活動中。 本間美紀(ほんまみき) デザインジャーナリスト インテリア、デザイン、キッチン、暮らし関係のフリーエディター&ライターとして活動。
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全体東ミチヨ 上條桂子 松浦明 本間美紀 編集部 最新のコメント
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家具というのは建築と一番、密着したプロダクトかもしれません。世の中にも建築家がデザインした家具というのは、数限りなく存在します。
有名なところではアルヴァ・アアルト。自分の建築に似合う家具や照明がないため、自らプロダクトをデザインして会社まで誕生してしまいました(アルテック社)。そしてル・コルビジエ、新しいところではノーマン・フォスターなど、生まれたフォルムはやはり、建築と同じ根っこを持っているような気がします。 ザハ・ハディドの場合、やはり彼女もさまざまな名ブランドから家具を発表しています。これがまた、彼女の生み出す建築のフォルムを継承したかのようなデザインなのです。 名作家具のヴィトラから、2007年バーゼルのアートフェアで、「リミテッドエディション」として発表されたのがこちらの「Mesa」。 ![]() ![]() テーブルウェアという小さな世界から、暮らしを通してリンクし合う家具と建築まで、何者にも邪魔されることなく「ザハの世界」が貫かれている、その潔さに感服してしまいます。 下2点は、エスタブリッシュド&サンズから、やはりリミテッドエディションとして発表されたアイテム。ヴィトラのものに比べると、ややフォルムはシンプルですが,やはり液体のような流動感にあふれています。 ![]() ![]() そしてこちら。イタリアの鉢、花器のブランド、セラルンガから発売になっている現代アートのような花器「フロウ」。大きい方は高さ2mもあります。地面を割って芽生えた南国の植物のような生命力を感じさせます。 ![]() これはやはり建築からの発想だな、と感じるのはこちらのB&B Itariaのソファ。「ムーンシステム」。ワイド2880mmというダイナミックなボリューム。座る、というより、人が抱かれる。そんな感覚に陥って、家具なのに建築的な役割を感じさせるのです。 ![]() ![]() そして、これらザハの造形を、形にする各メーカーの職人の力にも驚きます。樹脂成型、塗装、張りぐるみ… 前回のアレッシ社のステンレス製ティーセットでも触れましたが、ザハのデザインというのは、材料の力や職人の技術の限界を引き上げる、そんな力も持っているのでしょう。 そんなザハのデザインが、可動する建築となって世界を飛び回る。その裏にはどんなテクノロジーが隠れているのでしょうか。 取材/本間美紀 #
by mobileart
| 2008-07-01 17:36
| 本間美紀
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