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滋賀レイクス、19歳長谷川比源選手プロデビュー 高さとシュートでチームに貢献

プロデビューした長谷川比源選手©B.LEAGUE

プロデビューした長谷川比源選手©B.LEAGUE

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスの長谷川比源選手が12月29日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で行われた越谷アルファーズ戦でプロデビューを果たした。

得点を決めて先輩たちから祝福される長谷川比源選手©B.LEAGUE

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 長谷川選手は25日に滋賀に合流し、対人練習は26日・27日のみという状態でベンチ入り。1クオーター(Q)終了間際にコートインすると、19歳の長谷川選手のデビューに会場から大きな拍手が送られた。プロデビューの瞬間について長谷川選手は「しっかり試合に出るイメージをしていたので、あまり緊張しなかった」と振り返る。

 高さで勝る越谷にゴール下を支配され、苦しむ滋賀に、身長201センチの長谷川選手が貢献。越谷の身長220センチのカイ・ソット選手とマッチアップし、リバウンドで競り合い、野本大智選手と2人でカイ・ソット選手を囲んでボールを奪うなど良いディフェンスを見せた。長谷川選手は「フィジカルの部分では、ある程度負ける場面はあるが、当たり方を工夫すればしっかりインサイドでファイトできた。自分のプレッシャーが効いてスチールからチームとして速攻も出せたので、そこは通用した」と話す。

 2Qには連続で3ポイント(P)シュートを決めた長谷川選手。滋賀の前田健滋朗ヘッドコーチ(HC)は「彼がシュートを決めたことで、コート上をストレッチできる(コートを広く使える)」と評価。デビュー戦で15分52秒のプレータイムを獲得した。前田HCは「彼が必要になる場面はあるだろうなと思っていたが、16分は想定外。彼が前半の部分でゲームを作ってくれたのであのプレータイムにつながった」と話す。

 30日、長谷川選手は先発出場。前田HCは先発起用の理由を「一つは高さ。もう一つはコートをストレッチすることができるから。カイ・ソット選手が比源にマッチアップするので、(長谷川選手の3Pシュートを防ぐためにカイ・ソット選手がゴールから離れて)ゴール近辺を開けたいという思いがあった」と説明した。

 長谷川選手は開始2分13秒で2ファウルとなりベンチに下がったが、2Q、越谷の笹倉怜寿選手に連続で得点され、12点リードされた場面で再度コートインすると、直後に3Pシュートを決めた。長谷川選手は「シュートはタッチも良く、しっかり判断良く打てていると思うので、そこは継続していきたい」と自信をのぞかせた。

 「この2日間いい経験させてもらったので、自分なりにいろいろ反省と、良い部分と悪い部分をしっかりと見て、まずは体作りをして、ディフェンスとオフェンスの理解度を深めて、次のゲームではもっと成長した姿でプレーしたい。今シーズンは最終的にはスタートとしてチームに貢献できるような選手になるというのが今の目標」と意気込みを見せる。

 試合結果は、29日は62-89で、30日は78-88で連敗し、滋賀の3勝目は2025年に持ち越しとなった。

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