κeenです。個人的によく設計したなと思っているRustのEntry APIについて紹介します。 標準ライブラリのHashMapの操作を無駄なく書きたい人におすすめ。 Entry APIとは HashMap のEntry APIというのは私が勝手に呼んでる名前ですが、 HashMap::entry を起点にして使えるメソッド群のことを指しています。 これは「HashMap に に対応する値があればそれにXXし、なければYYする」をするときに使います。 例えば HashMap<String, Vec<String>> にキーに対応する値(Vec<String>)があれば新たな文字列をpushし、なければ空 Vec を作って新たに文字列をpushするという操作をしてみましょう。 素直に HashMap::get_mut とパターンマッチを使って書くとこうなりますね。 // 準備 let mut