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ペットとして輸入後、捨てるなどして野生化したアライグマによる農作物被害が16都道府県で計約1億6... ペットとして輸入後、捨てるなどして野生化したアライグマによる農作物被害が16都道府県で計約1億6400万円に上っていることが農林水産省の調査で18日、分かった。環境省が昨年全国を対象に実施したアンケートの集計では36都道府県で生息を確認。天敵がいない上、繁殖力が強いために生息域を拡大しているとみられる。 農水省によると、平成18年度の被害額が最も多かったのは兵庫県(約4342万円)。次いで北海道(約2782万円)、埼玉県(約1962万円)、大阪府(約1872万円)、和歌山県(約1664万円)、神奈川県(約1061万円)の順になっている。足跡などでアライグマの被害と分かるという。16年度に被害が確認されたのは北海道など6自治体だけだった。 兵庫県はブドウなど果物、北海道はトウモロコシやメロンの被害が多い。神奈川県鎌倉市ではアライグマが民家の天井裏に侵入。排せつ物や騒音などの被害が市街地に拡大