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1. はじめに ポーランドのエリザ・オジェシュコヴァ(Eliza Orzeszkowa)原作、ザメンホフ訳のMarta (1910... 1. はじめに ポーランドのエリザ・オジェシュコヴァ(Eliza Orzeszkowa)原作、ザメンホフ訳のMarta (1910)は、エスペラント文学の古典として、何度も版を重ねながら多くのエスペランティストにより現代まで読み継がれている。日本でも、文学作品ないし語学教材として、抜粋や梗概が雑誌で紹介されたり、あるいは輪読会などで読まれたりすることもまれではなかった。城戸崎益敏により要語索引“Konkordanco de Marta”(JEI, 1979)が編まれてもいる。 原作者オジェシュコヴァ(1841~1910)は、ノーベル文学賞候補に挙げられたとされるほど当時は有名であり、ポーランド文学史に名前を残す作家だった。著作の中心的モチーフの一つとしてよく取り上げたのは女性の地位という問題で、Marta (1873)はその系譜に属する。幼子を抱えた妻が若くして夫を失い、生活のために職を得