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小説の面白さといえば、ワクワクするストーリー展開や魅力的な人物描写などがすぐに思い浮かぶが、そも... 小説の面白さといえば、ワクワクするストーリー展開や魅力的な人物描写などがすぐに思い浮かぶが、そもそも小説とは何か。新鋭の詩人・文芸評論家の山﨑修平さんのデビュー小説「テーゲベックのきれいな香り」(河出書房新社)はその答えを探った野心作だ。詩人を主人公とし、東京を主な舞台に繰り広げられる超現実的な物語は詩や短歌も盛り込み、あふれ出す言葉が音楽を聴いているかのような不思議な感覚にさせる。実験的な独特の作風は純文学界でも異彩を放っている。 小説は「深くて大きい器」物語は2028年4月の東京から始まる。44歳になる男性の詩人「わたし」は小旅行で訪れた神奈川県大磯町から帰京しようとした際、「あれ」という代名詞で表現された大地震を思わせる出来事に遭遇する。 インフラが遮断されて東京に戻れず、恋人にも会えない状況に陥った「わたし」は「詩とは何か」「小説とは何か」という問いに向き合う。 山﨑修平さんのデビ