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池袋駅西口から大通りを歩くことおよそ10分。高層ビルが建ち並ぶ都道から1本逸れた裏道に、木造の平屋や... 池袋駅西口から大通りを歩くことおよそ10分。高層ビルが建ち並ぶ都道から1本逸れた裏道に、木造の平屋やアパートをリノベーションしたカフェや和食店、シェアスペースが連なるエリアがあります。「ニシイケバレイ」と名付けられたこの複合エリアは、再開発の進む都心にありながら風情の残るスポットとして人気を集めています。まちづくりの観点からも注目されるニシイケバレイはどのようにつくられたのでしょうか。リノベーションの設計を手掛けた建築家の須藤剛(すどう・つよし)さんにお話を伺いました。 ばらばらな建物をつなぎ、顔の見える関係を築く ニシイケバレイは、この地で17代続く大家の深野弘之(ふかの・ひろゆき)さん一家が所有していた複数の物件を、段階的に改修していったもの。都道沿いに建つ14階建ての集合住宅(MFビル)とその裏側にある4階建てのマンション(コーポ紫雲)に合わせておよそ100世帯が入居しています。深野