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進化論はなぜ哲学の問題になるのか―生物学の哲学の現在“いま” 作者: 松本俊吉出版社/メーカー: 勁草書房... 進化論はなぜ哲学の問題になるのか―生物学の哲学の現在“いま” 作者: 松本俊吉出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/07/13メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 190回この商品を含むブログ (27件) を見る 本書は進化生物学*1 にかかる科学哲学についてのアンソロジーである.執筆者には若手科学哲学者たちが名を連ね,それぞれの考察をまとめている.全部で200ページ強の小振りの本になっている. 冒頭第1章は松本俊吉による「自然選択の単位の問題」*2 基本的には論争史を簡単に紹介するというスタンスになっている.まず遺伝子淘汰説の問題としてジョージ・ウィリアムズとドーキンスの説明についてのソーバーたちの議論,それに対するステレルニーたちの議論を紹介する.この部分では,キッチャーの整理として,ドーキンスの主張は当初の「一元論的対立遺伝子淘汰主義」から後に「多元的対立遺伝子淘汰
2014/09/12 リンク