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この記事はアメブロに投稿した「母のレシピと二人のクリスマス」の後編になります。 以下は前編です。 ... この記事はアメブロに投稿した「母のレシピと二人のクリスマス」の後編になります。 以下は前編です。 第三部:クリスマスイブの奇跡12月24日、クリスマスイブ。 拓也は珍しく早めに仕事を終え、逸る気持ちを抑えながら家路を急いでいた。 今日は彩花と二人で、ゆっくりとクリスマスを過ごせる。 そう思うと、足取りも自然と軽くなった。 マンションのエントランスを抜け、エレベーターで自宅の階へ。 鍵を取り出し、ドアを開けると、甘く優しい、どこか懐かしい香りが拓也を迎えた。 リビングに進むと、そこには真っ赤なイチゴが宝石のように輝く手作りのケーキと、彩花が一生懸命書いたであろう、少しぎこちない文字の手紙が置かれていた。 「パパへ。いつもお仕事頑張ってくれてありがとう。このケーキはね、ママのレシピを見ながら作ったんだ。ママもきっと、天国で喜んでくれていると思う。メリークリスマス! 彩花より」 その手紙を読んだ
2024/12/23 リンク