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嘘の木 作者: フランシス・ハーディング,児玉敦子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/10/21メディ... 嘘の木 作者: フランシス・ハーディング,児玉敦子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/10/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るコスタ賞(イギリスもしくはアイルランド在住の作家に与えられる賞)の大賞・児童文学部門賞受賞作ということで、児童文学か〜と最初はナメていたのだけれども、読んでみると重厚な歴史ミステリであり、十九世紀末の女性の権利がまだ認められず、あるがままの自分で生きていくのが困難な、”嘘をつかざるをえない時代”を舞台とした、嘘と真実のファンタジィで一気に引き込まれ最後まで読んでしまった。 舞台となるのは先に書いたように一九世紀後半、ダーウィンの進化論の発表によって人々の世界観・宗教観がまさに揺さぶられつつある時代。高名な博物学者サンダリーは、翼ある人類の化石──旧約聖書に出てきた民ネフィリムであり、進化論の否定になりえるものを発見したと公表し
2018/01/16 リンク