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ファイナンスに関してはビジネススクールでいろいろ聞いたはずなのだけれど、私にとって「お金」は今で... ファイナンスに関してはビジネススクールでいろいろ聞いたはずなのだけれど、私にとって「お金」は今でもお茶やお菓子を買うためのもので、世の中に存在している不思議な存在のままだ。まあ、生きていければ良い。しかし、本書を読んで改めてわかったのは、お金の話が予想以上におもしろい、ということだった。歴史オンチの私は、円とウォンと元と米ドルが、国際通貨だったメキシコ・ドル(銀圓)に由来していることを、本書を読んで知った。「ドル」という読み方が通訳が「dollar」を「ドルラル」と読んだのがきっかけだということや、黒船が来た時、差し入れた食料の支払いがメキシコ・ドルだったことを知った。そして、それは、『ハウス・オブ・ヤマナカ』を読んだ時に考えた「明治の世の中」のイメージに組み込まれた。初めて電車が開通した頃、まだ飛行機も無線通信もなかった頃に出来た「日本円」は、スペインの植民地の銀山とつながっていたのだ。
2013/12/25 リンク