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「2001年宇宙の旅」「幼年期の終わり」等の数々の作品で知られる作家、アーサー・C・クラークには「優越... 「2001年宇宙の旅」「幼年期の終わり」等の数々の作品で知られる作家、アーサー・C・クラークには「優越性」*1という短編があります。ストーリーは、ある元軍高官の申し立て、という体裁で語られる宇宙戦争の顛末です。そこでは、ある宇宙戦争が、優勢側の科学者が発案する「新兵器」や「新戦術」によって形勢逆転し、ついには敗北を喫する、という奇妙な話です。その味方を逆アシストする科学者の弁解には、さるムラ世界の御仁たちを思わせる不思議なリアリティがあります。 アーサー・C・クラークは第二次世界大戦中、軍のレーダー研究に関わっていました。バトル・オブ・ブリテンは英軍がレーダーを駆使して戦況を有利に進めましたが、その貢献者の一人であるクラークは、こんな皮肉な一篇を描いているわけです*2。 さて、巷のデュアルユース論の何が問題なのか、といえば、つまり「優越性」ほど極端ではないにせよ、「新技術による兵器」や「戦
2023/10/09 リンク