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「華竜の宮」少し前に読了しました。 かなりおもしろいです。夢中になりました。傑作といっていいんじゃ... 「華竜の宮」少し前に読了しました。 かなりおもしろいです。夢中になりました。傑作といっていいんじゃなかろうかと思います。 ここ数年、日本のSFは元気だと思うのですけれど、話題になった作品は(「天冥の標」を大いなる例外としますと*1)とんがった作品が多かったような感があるのですが、「華竜の宮」はとんがったところのない、なんといいますか、堅実な、コンベンショナルなSF作品です。 手法の面でも、テーマの面でも、「ええっ!? これは新しい!」といった驚きは存在しません。 その意味で、大変に敷居の低い作品です。さあさあ、安心して読んじゃってください。 そして、日本SFの伝統を追体験していただきたいです。 本作は、伝統の一側面を凝縮させた、大変な力作なのですから。 海底隆起によって海洋の面積が大幅に拡大した25世紀、人類は文明を維持した陸上民と、バイオテクノロジーの発達の結果海での生活に適応し、ボーダ
2010/11/09 リンク