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禅者沢木興道師の子供時代から駒澤大学の先生になるまでの、エピソードの聞き書きを酒井得元師がまとめ... 禅者沢木興道師の子供時代から駒澤大学の先生になるまでの、エピソードの聞き書きを酒井得元師がまとめたもの。 講談社学術文庫。 学術と言うよりは、宗教書である。 内容は堅苦しくなく実に面白い。 面白くていて、それでいて宗教書である。 禅者は自力解脱を旨としているので、ややもすれば仏教を宣布するに薄い嫌いがあるのだが、飄々としてかつ教化に厚い面白い本である。 沢木師が僧になろうとした理由の一つが実に滑稽と悲惨を兼ね備えたエピソードである。 親を失い一家離散した沢木師を拾った提灯張りとは名ばかりの極道の親元で一生懸命働きながら暮らしていると、ある時「大事件」が起きる。 女郎屋の2階でさる50がらみの旦那が17歳くらいの女郎を相手に腹上死を遂げるのである。 警官は来るは人だかりができるはの大騒ぎ。子供の沢木師は、するりするりと二階へ上がり、様子を見ると袋をかぶせられた旦那を詰まらなそうな顔をしてまだ