中・低レベル廃液の処理 (04-07-02-08) - ATOMICA -

中・低レベル廃液の処理 (04-07-02-08) - ATOMICA -

＜概要＞ 再処理の工程において発生する放射性廃液は、主に抽出の第1プロセスから発生する廃液を高レベ...概要を表示 ＜概要＞ 再処理の工程において発生する放射性廃液は、主に抽出の第1プロセスから発生する廃液を高レベル廃液、抽出の各プロセスから発生する酸性廃液とアルカリ廃液を中レベル廃液、さらに中レベル廃液の処理済み液、除染廃液、分析廃液、洗濯廃液などの廃液を低レベル廃液として分別している。中・低レベル廃液の処理には蒸発処理法、凝集沈澱法、イオン交換法及びこれらの処理法を組合せた方法が採用されている。これらの処理により十分に放射性物質が除去された処理済み液は環境に放出され、一方、廃液から回収された放射性物質を含む二次廃棄物は、セメント固化等が行われている。 1970年代に入り放射能の環境放出について、ALARA（As Low As Reasonably Achievable；合理的に達成できる範囲でできるだけ少なく）の原則が唱導された。このため再処理施設によっては、初期の廃液処理の設計を大幅に変更している