『ノルディック・シンフォニーズ：カレヴィ・アホ　交響曲第2番＋第7番「昆虫交響曲」』

『ノルディック・シンフォニーズ：カレヴィ・アホ　交響曲第2番＋第7番「昆虫交響曲」』

私はアホのコレクターである。いや、私がアホなのではなく、カレヴィがアホなのだが。 カレヴィ・アホの...概要を表示 私はアホのコレクターである。いや、私がアホなのではなく、カレヴィがアホなのだが。 カレヴィ・アホの交響曲第2番もまた、学生時代の作品である。1970年に書かれ、1995年に一部改訂されて、決定版となった。対位法的書法はアホの初期の特徴で、行き詰まりを迎えていた現代音楽のひとつの突破口がフーガだと考えていたようだ。 この曲も大規模な単一楽章の三重フーガである。ゆっくりしたフーガから始まって、擬バロック調になり、激しいフーガでクライマックスを築いて、やがて、どこかに消えていく。1995年の改訂は、満足行かなかった中間部を書き換えたということだ。 Aho: Symphonies Nos. 2 & 7 Amazon.co.jp ところでこのアート・ワーク、何じゃいなと思うでしょう。 これはオペラ『昆虫の生活』の舞台なのである。 ある音楽祭でオペラのコンテストが催され、優勝作品はそこで上演されるとい