’１２記者リポート：富山発　わいせつ事件公訴棄却判決　１０歳告訴能力どこまで　／富山 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

’１２記者リポート：富山発　わいせつ事件公訴棄却判決　１０歳告訴能力どこまで　／富山 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇「権利回復」の指摘も 未成年の姉妹に対する準強姦・強制わいせつ等事件で、富山地裁が妹（当時１０歳...概要を表示 ◇「権利回復」の指摘も 未成年の姉妹に対する準強姦・強制わいせつ等事件で、富山地裁が妹（当時１０歳１１カ月）が幼く告訴能力がないとして、起訴された強制わいせつ事件２件のうち１件の起訴を無効とする公訴棄却判決を言い渡した。小学５年生は、自らが受けた性犯罪の被害を理解できないほど幼いのか。「悔しい」「許せない」といった訴えは司法に届かないのか。控訴審が始まる前にこの事件について振り返り、問題点がなかったか検証したい。【大森治幸】 ◆捜査のはじまり 昨年６月初旬。富山中央署に１本の電話がかかってきた。電話口の向こうにいたのはある学校の教師だった。「生徒が暴行を受け、施設で保護されている」。姉（当時１５歳）が通っている学校からの情報提供だった。「当時は地獄だった」。姉妹がそう振り返る悪夢に捜査のメスが向けられた瞬間だった。 同署は６月３０日、住所不定、無職、田中実被告（４２）と、その交際相手の女（

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