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北陸鉄道(金沢市)は8日、石川線鶴来-加賀一の宮駅(白山市、2・1キロ)間の路線を11月1日で廃... 北陸鉄道(金沢市)は8日、石川線鶴来-加賀一の宮駅(白山市、2・1キロ)間の路線を11月1日で廃止すると発表した。地元住民から存続を求める声もあったが、北鉄は「乗客増は見込めず、鉄道線の役目を終えた」と判断した。 石川線は野町(金沢市)-加賀一の宮駅間15・9キロの路線。北鉄によると、マイカーの普及や少子化で乗客減が続き、特に廃止区間は1列車当たりの乗客が初詣での時期以外は平均5人。一方で、老朽化した線路や発電所などの設備更新に5億円かかり、北鉄は昨年10月、国交省に廃止を届け出ていた。 地元では路線存続のため、住民らでつくる「北陸鉄道石川線を考える会」が白山市に法定協議会の設立を要望するなどしてきたが、北鉄は「廃止まで1カ月切った今も協議会は立ち上がっておらず、今後の乗客増も期待できない」としている。【近藤希実】