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人間が死ぬということ。いまこの一瞬一秒のあいだにも刻々と人間は死んでいる。この僕の体験もまた、世... 人間が死ぬということ。いまこの一瞬一秒のあいだにも刻々と人間は死んでいる。この僕の体験もまた、世界の厳然たるプロセスにおける当たり前な現象の一例にすぎない。人間が死ぬ。さまざまなる方法で。この文章は、そんな数ある死のなかで、自殺という行為に手を染めた友人についての回想である。僕と彼はアニメ批評系のサークルで知り合った。自殺した彼の名前を仮にKとしておこう Kはとても明るくて体力があり、また、ギターも引けるし見た目もなかなかこざっぱりとしていて、どことなくリア充臭のする男だった。高校では吹奏楽部に入っていたという。吹奏楽部の男子というのはけっこうモテるイメージがあるのだが、モテたりはしていなかったらしい。そういう好青年風な、プリキュアとおジャ魔女ドレミが好きな男が彼だった。 僕の通っている大学にはアニメ関連のサークルが三つあり、そのなかで「批評」の名のつくものはここだけだった。サブカルチャー
2014/01/12 リンク