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ご都合主義がいっぱい。ただしハリウッドではなくボリウッド色。 流行りものにでも手を出してみるかと選... ご都合主義がいっぱい。ただしハリウッドではなくボリウッド色。 流行りものにでも手を出してみるかと選んだのがこれ。アカデミー賞をはじめ、世界の映画賞を総なめした「スラムドッグ$ミリオネア」の原作。現代のおとぎ話として読めばたのしい。 映画なら、ラジニカーント「踊るマハラジャ」とシュワルツェネッガー「バトルランナー」を交配させたようなもの。あるいは、加藤伸吉「国民クイズ」にコエーリョ「アルケミスト」を混ぜるとこうなる。滅茶苦茶だって?うん、マサラムービーそのものやね。ロマンスあり、コメディアリ、アクションやスリラーといった、娯楽要素を詰め込めるだけ詰め込んでいる。 「ああ面白かった」でポイできるような一冊だが、せっかくだから、本書がなぜ、世界16ヶ国語に翻訳されるほどのベストセラーとなっているか、分析してみよう。 まず、ひとつのミステリとなっていることがページをめくらせる動機となっている。巨額
2009/03/24 リンク