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詩人・森英介、本名佐藤重男の詩集『地獄の歌 火の聖女』をみつめています。 彼の詩集から、強く感動し... 詩人・森英介、本名佐藤重男の詩集『地獄の歌 火の聖女』をみつめています。 彼の詩集から、強く感動した詩篇全体作品と、強い響きの詩句を含む詩連を選びました。(抄)とある詩は全体ではなく、引用を略した詩連があります。またこの詩集には聖書や他の詩人の詩からの多くの詩句引用があり、詩集を構成する一部として鑑賞できますが、以下では略しています。 今回は次の三つの詩を感じとり、私が感動したままに詩想を☆印の後に添えます。 童子(抄)、捨身(抄)、七月。 童 子 暗がりに がさがさと 盥(たらひ)にもがく 夕べの小蟹 かに かに こがに 気になりて 眠られず のぞきにおきる 暗がりの かに かに かに 泡ぶくかに おまへはどうして泡ふくの 何を憤慨してゐるの かに かに 盥の こがに ハサミふりたて あがくよ こがに 滑り落ちるよ 眼をむいて 夜更けに覗く千里(ちさと)さん かには お家へかへりたい か
2012/01/06 リンク