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DXアンテナ、スマホで地デジをワイヤレス視聴できる壁挿しWi-Fiチューナ

 DXアンテナは、壁のテレビアンテナコンセントに接続して、テレビ番組をスマートフォン/タブレットでワイヤレス視聴できるWi-Fi搭載チューナ「DXメディアコンセント」(DMC10F1)を、3月30日よりNTT西日本の直販サイト「West-V」において先行発売する。価格はオープンプライスで、West-Vでは8,980円で販売。今夏以降、順次販売先を拡大するとしている。

 NTT西日本とマルチスクリーン放送協議会(マル協)が30日よりスタートした「モアテレビ・サービス」に対応。無料のiOS/Androidアプリ「モアテレビ」と組み合わせて使う。対応OSはiOS 8.x/Android 4.4以降。

DXメディアコンセント
モアテレビアプリ

 壁のF型アンテナコンセントに直接取り付ける放送受信端末。受信した地デジ番組や、パススルー方式のケーブルテレビ番組を5GHz帯のWi-Fiで、非圧縮のMPEG-2 TS形式のまま画質を落とさず伝送。宅内のアクセスポイントに接続したスマートフォン/タブレットを使い、寝室やキッチン、浴室など家のどこからでもテレビが視聴できる。メディアコンセントとスマホなどの端末は1対1のユニキャスト接続となるため、複数台からの視聴はできない。また、実際の視聴品質はスマホ/タブレットの解像度によって異なる。

モアテレビの利用イメージ

 リアルタイムの番組視聴に特化した仕様で、録画や視聴予約には対応しない。BS/CS放送にも非対応。また、外出先からのリモート視聴や複数チャンネルの同時視聴、字幕表示/音声切替、データ放送などにも対応していない。

 背面にF型コネクタを備え、接続用の同軸ケーブルが不要で省スペース設置できる。ワンタッチ接続設定ボタン(SETボタン)でWPS方式で簡単にWi-Fi接続可能。無線LANはIEEE 802.11n/ac準拠。miniB-CASカードスロットや、地デジ信号の受信状態を確認できるRFランプを備える。外部機器出力は非搭載。電源はACアダプタを使用する。外形寸法は52×17.5×92mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約50g。miniB-CASカードなどが付属する。

(庄司亮一)