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フジテレビ、TVと連動でタブレットに情報表示する「メディアトリガー」
(2013/6/4 13:17)
フジテレビジョンは4日、テレビ番組に関連したコンテンツを、スマートフォン/タブレット端末に、テレビと連動表示するためのアプリ「メディアトリガー」と、その配信システム「SmartSynchroCast(スマート シンクロ キャスト)」を開発した。
「メディアトリガー」は、テレビ番組を観ながら、手元のスマートフォン/タブレットに番組の出演者情報や、クーポンなどの関連コンテンツを表示させる“セカンドスクリーン”を実現するアプリ。iOS向けとAndroid向けアプリが、無料で公開されている。
放送と連動した表示をするために、以下の4つの同期技術を備えているのが特徴。
- 時刻トリガー(指定した時刻にコンテンツを表示)
- 通信トリガー(任意のタイミングでコンテンツを表示)
- 音響トリガー
(TVの音声に対応し、TVの前で見ている人だけに情報提供) - 映像トリガー
(TVの映像に対応し、視聴者自らがアクションを起こして情報やコンテンツを取得)
さらに、様々なディスプレイサイズに合わせ、適切なコンテンツ表示を可能にする機能や、メモ代わりに使える受信履歴自動保存機能なども備えている。
テレビの買い替えやアダプタの接続などが不要で、コンテンツ制作もWebなどに既に存在するリソースが使用できるため、「すぐにサービスが始められる」、「様々な放送局が参加できる仕様」、「放送と連動させるワークフローに載せる事が簡単」、「放送送出システムの改修が不要」といった利点があるという。また、放送だけでなく、イベントにも利用できる。
TOKYO MX、テレビ静岡、テレビ新広島、テレビ西日本などが番組と連動した利用を計画。6月12日から14日まで、幕張メッセで開催される「IMC TOKYO 2013(Interop Media Convergence)」のBroadcaster's Innovationエリアで展示やデモが行なわれるほか、実際に放送された番組も展示するという。