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祖父からの贈り物






息子に うざがられるのが嫌で LINEも遠慮していたが
しばらくは 堂々と毎日のように送れる




息子が元気になってくれればと思い

わたしの祖父が 息子の初節句に送ってくれた言葉









☆は息子の名前が書いてあって

でも・・・ 名前 間違っちゃってるんだな



耳が遠かったし ちょっと当て字みたいな漢字使ったので
祖父は勘違いしたのだと思う



名前を間違ってるから なかなか渡せなくて・・・
今なら いいんじゃないかなっと

写真を撮って送った





やっぱり 名前間違ってるし って返事が届く


なんて書いてあるの? 



訳して?LINEすると


全然違う人生送ってるし っと 固まるスタンプ




また 失敗しただろうか



元気出しなさいよぉ


わたしのじいちゃんも 空から応援してるよ























遺品





わたしの母の姉妹は仲がいいと思っていた

(母が長女で 次女 三女 長男がいる)




祖父母が 車椅子生活になったとき
ふたりでおいておくのは 危ないんじゃないか?

そんな話が でるようになり
姉妹はそれぞれ考えていた


母と次女は 仲が良くて 月に一度は
電話で話をしている

次女は 自分たちが祖父母の住む田舎に
一緒に住んでもいいと 言っていた


母は 父が亡くなって ひとりで暮らしていたので
近くに呼ぼうと思っていた

母も次女も 
自分たちの思っていることを 伝えようとしていた時

3女がみつけた
古い家を祖父母が買って住むことになったと
連絡が入った



それぞれに 考えていて 話し合うことはなく
祖父母は 母や次女の 考えていたことは知らない


あっという間に リフォームをして 暮らすことになり

このころから 少しずつ・・・ 
仲良しではなくなった気がする



三女の近くに家はあって 毎日 行くのは三女

でも・・・ 祖父母がわがままを言えるのは次女で
何かあると 夜中だろうが 電話がかかってきて
来てほしいと言われていた





この間の法要のとき
家に行くと 本当にこんなにものがなくなるものか?

っと思うくらい きれいさっぱりと 
物が無くなっていたらしい


家の中の片づけは 三女がしている


そんな 何もない中で
遺品として 出されてきたものは

祖母のネックレスのチャームや服・・・


母は遠くに住んでいて 何もできなかったので

ねぇちゃんこれ持って行ったら? っと言われたものを
持って帰ってきたと 言っていた


でも・・・ 次女は・・・
娘が子供を産んだばかりだったので
ちょっと よさそうなシーツとか たくさんあったから
欲しいと思っていたらしい

母に あれもない これもないと 愚痴ったらしい





そんな話を聞きながら

わたしは 本当は欲しかった
祖母がずっとつけていた 
指輪がどうなったか聞いてみた



ばあちゃんの 指輪は?
本当は欲しかったけれど 
金だったから言えなかった

買ってでも 欲しかったけど 買うと言うのも
変な気がして・・・ 言えなかった

あれが イミテーションの安物だったら
欲しいと言えたのに


その指輪も  遺品の中には なかったらしい


そう・・・ 
遺品の中に 高級なものは何も残っていなかった


遺品を値段で選ぶのは 変だと思う




わたしは 祖父の遺品として
以前に書いたことのある  ここ
額を送ってもらった

わたしが あまりに欲しがるので
母は気になったらしく 見せてほしいと言った

がっかりしないでね っと 段ボールを開けると
あからさまに がっかりしていた

でも わたしには 大切な思い出

祖母の指輪も・・・ いつも繋いでくれた手に
はめられていたもの
そのつないだ手を見ながら 畑から帰ってきた
思い出の品・・・

指輪はどこにいったのだろう



わたしは・・・
母たちのいう 遺品は 遺品じゃない気がする





うまく書けなかったぁ~









1周忌



祖父がいなくなって 明日でちょうど 1年・・・


先週 1周忌の法要があった

わたしは お尻が痛く・・・
電車に長時間乗っている自信がなくて
今回は 行けなかった


おばさんから

あしたちゃんの子供たちの写真や 
ビデオがたくさんあるんだけど どうする?

そういわれて 送ってもらうことにした


それが 実家に届き 取に行ってきた


子供たちの写真は それぞれに渡してしまい
わたしの手元には 残っていなかったので

懐かしいなぁ~ っと ながめていた



気がついたら 涙が流れていた

そうだ 祖父も祖母も もういないんだ・・・
そのことを 理解した気がする


今でも 生きていて 会いたければ
会いに行けるような感覚でいたのだと思う


祖父母の家は 競売にかけられるらしい
でも 今の家に わたしはなんの 思い出もない



奈良の山奥・・・ 人があんまりいなくて
生活するのにも ちょっと不便な場所にあった家
それが わたしが思う祖父母の家

その家も 今は 無くなってしまったらしいが
たぶん・・・そこに行くことがない限り
祖父母は 元気なまま そこに暮らしていると思う


今でも はっきりと 祖父母の声が聞こえる



奈良の山奥には いかないほうがいいな


結局 まだ 受け入れられていないのだと思う









生きること




わたしは どちらかと言うと
『生きる』 と言うことに 執着がないかもしれない

できれば みんなが 泣いてくれるうちに
この世を旅立ちたい なんておもっているし

あまり 長生きしないのではないかと思っている


ドナー登録も 本当はしたい

ドナー登録に関しては 母はできたらして欲しくないといい
長女は 泣いてしまい・・・

彼は絶対に嫌だ! と言うので していない

でも みんなには 本当はドナー登録したいと伝えてある




*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*



私の祖母は 2年前に他界した

わかるうちに一度会っておいたほうがいいよ と連絡があり
祖母に会いに行くことになった

祖母の病院に行くと
もしかしたら もう ダメかもしれないと 言われた

それは 今日かもしれないし 1カ月後かもしれない
本人の意思だと思います  と




そして 入った病室で わたしは 愕然としてしまった

それは・・・ 痩せてしまって 小さくなってしまった人が
ただ寝ていた

とても 祖母だとは思えなかった


あまりのショックで 声をかけてあげることも
触ることもできなかった


しばらくして  祖父母の家に帰り 布団に入った


たぶん すぐに 寝てしまったのだと思う
わたしは ずっと 祖母と話をしていた
何を話したのか 全然覚えてはいない 
でも ずっと 祖母と話をしていた

電話の音がして あぁ 祖母が亡くなったのだとおもった

そして わたしは 長生きするのだと思った
どうしてか わからないけれど 長生きするんだなぁと思った


この不思議な感覚は どこから来たのかわからない


でも 叔父さんや叔母さんと話していて
祖母の本当の寿命はもう少し長かったのではないか
その 残りの寿命を わたしに託していったのではないか
っと 思った


そして 先日 納骨に行ったとき

納骨の前夜 なかなか 寝つけなかった


この日も 祖母は わたしのそばに居たのだと思う
祖母は ずっと お経を唱えていた

わたしは お経を知らないけれど
祖母ははっきりと ちゃんと 唱えていたので
そばに居たのだと思う

朝 目が覚めたときに そう感じた



どれくらいの人生を託されたのかわからない

でも 大切に残りの人生を 生きていきたいと思う


100歳以上生きてしまったら どうしよう・・・(ノω`*)ノ











お別れ




3月14日

このブログを書いているときに

祖父が亡くなったと連絡が入った



わたしの 最大の味方が いなくなってしまった


最後まで 心配かけさせてしまったと思う



97歳 もうすぐ 98歳になるはずだった

いつまでも いつまでも いてくれると思っていた






わたしが幼いころ



70歳でお迎えが来たときは 何のことじゃ留守と言え

80歳でお迎えが来たときは まだまだ早いと言え

90歳でお迎えが来たときは そう急がずともよいと言え

100歳でお迎えが来たときは 頃をみてこちらから 
                    ボツボツ行くと言え



こうやって 長生きするんだと 

笑って聞かせてくれていた


いったい 何を言っているのか 最初はわからなかったけれど

だんだんわかるようになり



その言葉が 額に飾ってあると知った






額の前に行って 

「じいちゃん そう急がずともよいって言わんかったん?」


涙が出てきた・・・







プロフィール

あした

Author:あした
その日思ったこと
思い出してしまったこと…

ここでは 正直に
書いていけたらな
と思っています。

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