2019年7月9日
箱根登山鉄道鉄道線の宮ノ下駅で下車した。駅を出たところにあったあじさい坂通りを下り、国道1号(東海道)に入った。この辺りの国道1号は「セピア通り」と呼ばれている。
セピア通りを西北(強羅・小涌谷方面)に歩いた。
古美術商の芝商店、富士屋ホテル別館菊華荘の前で国道1号と国道138号が分岐している。宮ノ下交差点である。
宮ノ下駅にもどらないで、宮ノ下交差点から国道138号を小涌谷駅まで歩くことにした。
国道脇に「宮ノ下ノスタルジック散策路」の地図があった。宮ノ下交差点から小涌谷駅に続く国道1号を「セピア通り」と呼んでいいのかどうか地図からは読み取れなかった。
宮ノ下交差点から小涌谷駅に続く国道1号は上り坂である。
工事現場の入口には「ブッタ・アイ」。ネパールの仏教寺院(チベット仏教)に描かれている紋様である。ネパールでは「仏様はいつでも見ている」という意味で使われている。
色使いからブラジル料理店だろうと思ったが、そうではなかったイタリアン・ザ・バッツァ。
渡邊ベーカリー。
創業1918年(大正7年)の魚浦商店。
豊島豆腐店。
『出没!アド街ック天国』(テレビ東京)の「~箱根 宮ノ下温泉~」(2016年2月6日放送)の順位では次のようになる。
6位 渡邊ベーカリー
9位 豊島豆腐店
Guest Villaはゲストハウスである。数人の外国人が出てきた。
鮨・みやふじは元祖あじ丼の店らしい。
国道1号沿いに店がなくなった。国道は森のなかを走るだけである。グーグルマップでは、森のなかのところどころにホテルが確認できる。
2019年5月19日気象庁が箱根山の噴火警報レベルをレベル2「火口周辺警報」に引き上げたことにより、大涌谷園地への立入が規制されている。国道1号沿いの各バス停には「伊豆箱根バスが大涌谷には入らないで運行している」旨が掲示されている。
小涌谷駅への近道があった。
早川の支流に架かる橋を渡った。この辺りは蛇骨渓谷と呼ばれている。
近道は苔むした上り坂の山道である。
国道1号に出た。
少し歩くと箱根登山鉄道鉄道線の小涌谷駅が見えてきた。
まもなく電車がやってきた。
箱根湯本駅と小涌谷駅の間は最急で80‰(パーミル)の高低差がある。[‰]とは水平距離1,000mの間の高低差のことで、80‰は水平1,000mの移動にたいして80m上がる(または下る)ということである。日本の粘着式鉄道で最も急な勾配は世界2位の勾配でもある。角度にすると4.58度で、長さ14.66mの車両の前と後ろでは1.171mの高低差がつく。3両編成の列車ではその3倍ということになる。