グローバルに展開するデジタルマーケティングカンパニーのWe Are Socialが、今月Social, Digital & Mobile Worldwideという全世界のWeb/モバイルに関する最新のレポートを発表しています。
インターネットビジネスにおける各地域の基本情報を掴むのに最適だと思いますので、東南アジアの情報(シンガポール・インドネシア・タイ)に絞ってご紹介。
なお、各データには比較参考のため日本の統計も併せて記載しています。
◇東南アジア概況
- 総人口:6億3,055万1,581人(うち都市部人口:48%)
- インターネット人口:1億5,517万3,606人(総人口比:25%)
- アクティブSNS人口:1億6,199万人(総人口比:26%)
- モバイル端末契約数:6億8,860万7,654人(総人口比:109%)
◇国別データ
概況
パーセンテージベースではインドネシアのネット浸透率は最低の18%だが、それでも3国の中で最も多いインターネット人口。
◆日本
- 総人口:1億2725万3075人(都市部人口:91%)
- インターネット人口:1億68万4474人(総人口比:79%)
- アクティブFacebookユーザー:2200万人(総人口比:17%)
- モバイル端末契約数:1億3836万2823件(総人口比:109%)
◆シンガポール
- 総人口:546万302人(都市部人口:100%)
- インターネット人口:397万1328人(総人口比:73%)
- アクティブFacebookユーザー:320万人(総人口比:59%)
- モバイル端末契約数:806万3000件(総人口比:148%)
- 総人口:2億5,116万124人 (都市部人口:51%)
- インターネット人口:3819万1873人(総人口比:18%)
- アクティブFacebookユーザー:6200万人(総人口比:25%)
- モバイル端末契約数:2億8196万3665件(総人口比:112%)
◆タイ
- 総人口:6,744万8,120人(都心部人口:34%)
- インターネット人口:1,777万9,139人(総人口比:26%)
- アクティブFacebookユーザー:2400万人(総人口比:36%)
- モバイル端末契約数:8,407万5,036件(総人口比:125%)
インターネット指標
- PCユーザーの平均ネット閲覧時間:3時間27分
- モバイルインターネット浸透率(対総人口比):48%
- モバイルユーザーの平均ネット閲覧時間:1時間1分
◆シンガポール
- PCユーザーの平均ネット閲覧時間:5時間16分
- モバイルインターネット浸透率(総人口比):64%
- モバイルユーザーの平均ネット閲覧時間:1時間57分
◆インドネシア
- PCユーザーの平均ネット閲覧時間:5時間27分
- モバイルインターネット浸透率(総人口比):14%
- モバイルユーザーの平均ネット閲覧時間:2時間30分
◆タイ
- PCユーザーの平均ネット閲覧時間:5時間7分
- モバイルインターネット浸透率(対総人口比):24%
- モバイルユーザーの平均ネット閲覧時間:3時間4分
ソーシャルメディア利用
日本のSNSユーザーの平均閲覧時間45分/日に対して、SG, ID, THのユーザーは全て2時間以上閲覧している。
SNS浸透率はシンガポールが圧倒的に高いが、最も長時間SNSと接しているのはタイ人。
◆日本
- SNS浸透率:58%
- SNSユーザーのソーシャルメディア平均閲覧時間:45分
- モバイルユーザーの位置情報サービス利用率:5%
◆シンガポール
- SNS浸透率:70%
- SNSユーザーのソーシャルメディア平均閲覧時間:2時間10分
- モバイルユーザーの位置情報サービス利用率:18%
◆インドネシア
- SNS浸透率:15%
- SNSユーザーのソーシャルメディア平均閲覧時間:2時間54分
- モバイルユーザーの位置情報サービス利用率:32%
◆タイ
- SNS浸透率:25%
- SNSユーザーのソーシャルメディア平均閲覧時間:3時間39分
- モバイルユーザーの位置情報サービス利用率:36%
インターネットユーザーにおけるSNSアカウント所有率
日本の非ソーシャルぶりに比べるとどこもアクティブ。特にインドネシアはFacebook、Twitter、Google+ともにアカウント所有率が高い印象。
◆日本
SNSアカウント所有率:66%
- Twitter 39%(一ヶ月以内の利用率:22%)
- Facebook 38%(一ヶ月以内の利用率:22%)
- mixi 25%(一ヶ月以内の利用率:8%)
- Google+ 17%(一ヶ月以内の利用率:2%)
- Tumblr 2%(一ヶ月以内の利用率:2%)
◆シンガポール
SNSアカウント所有率:96%
- Facebook 92%(一ヶ月以内の利用率:59%)
- Twitter 54%(一ヶ月以内の利用率:19%)
- Google+ 45%(一ヶ月以内の利用率:18%)
- LinkedIn 36%(一ヶ月以内の利用率:13%)
- Instagram 25%(一ヶ月以内の利用率:12%)
◆インドネシア
SNSアカウント所有率:98%
- Facebook 93%(一ヶ月以内の利用率:59%)
- Twitter 80%(一ヶ月以内の利用率:41%)
- Google+ 74%(一ヶ月以内の利用率:33%)
- LinkedIn 39%(一ヶ月以内の利用率:15%)
- Instagram 32%(一ヶ月以内の利用率:12%)
◆タイ
SNSアカウント所有率:97%
- Facebook 96%(一ヶ月以内の利用率:68%)
- Google+ 69%(一ヶ月以内の利用率:36%)
- Twitter 57%(一ヶ月以内の利用率:32%)
- Instagram 40%(一ヶ月以内の利用率:22%)
- LinkedIn 23%(一ヶ月以内の利用率:7%)
スマートフォン指標
シンガポールのスマホ浸透率が最も高いが、人数ベースだとインドネシアが圧倒的。
◆日本
- スマートフォン浸透率:25%(約3181万人)
- スマートフォンで近隣情報を検索するユーザー率:89%
- スマートフォンで商品を検索するユーザー率:81%
- スマートフォンから商品を購入した事があるユーザー率:44%
◆シンガポール
- スマートフォン浸透率:72%(約382万人)
- スマートフォンで近隣情報を検索するユーザー率:96%
- スマートフォンで商品を検索するユーザー率:87%
- スマートフォンから商品を購入した事があるユーザー率:44%
◆インドネシア
- スマートフォン浸透率:14%(約3516万人)
- スマートフォンで近隣情報を検索するユーザー率:94%
- スマートフォンで商品を検索するユーザー率:95%
- スマートフォンから商品を購入した事があるユーザー率:57%
◆タイ
- スマートフォン浸透率:31%(約2091万人)
- スマートフォンで近隣情報を検索するユーザー率:95%
- スマートフォンで商品を検索するユーザー率:94%
- スマートフォンから商品を購入した事があるユーザー率:51%
こちらもどうぞ:
おまけ
◆ASEAN地域の人口シェア(2010)
(image: 内閣府) |
◆アジア各国の生産年齢(15~64歳の人口)推移
(image: アジアeコマース) |
参考