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碧いホルスの瞳 2

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犬童千絵先生


私は私のやり方で この国を動かそうではないか


「碧いホルスの瞳」第二巻。


古代エジプトの女王であったヒロイン・シェプスト。
神殿の建設に興味を持った彼女は現場を視察。
そこで働く人間たちの過酷な労働状況を目の当たりにし。
いろいろと考えてしまうシェプストなのでした。


ということで。
最古の萌え漫画であろう古代エジプトを舞台とした作品です。
傲慢な王・トトメスに成代わり。
女だてらに平和な国を築こうとするシェプスト王妃。

忠臣・センムトとのスキャンダルが噂されたり。
トトメスのハレム宮を牛耳る悪女・ソティスの暗躍もあって。
なかなか思い通りシェプストの内政は上手く行かないのでした。

今も昔も。
私利私欲にかられた宦官はどこの国にもいるものですね。
こんな3000年以上前から私服肥やしが行われていたのですから。
今現在でも民の血税を無断で使い込んだりする輩や。
とりあえず知事となって最期に一旗上げようなんて爺さんが居てもおかしくはありません。
成長しないねえ。

それでも悪政に立ち向かうシェプストの勇猛果敢さ。
そして、まだ色恋など知らない
時折見せる少女のような、あどけない仕草がまた良いのです。

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