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さようなら

ついにデ・ロッシまでもがローマを離れることとなりました。
自分がローマに興味を持ったのは06-07シーズンですが、そのシーズンにいたメンバーがこれで全員いなくなったこととなります。

今や移籍が当たり前で、ワンクラブマンは天然記念物となった現代のサッカー界において、10年以上タイトルを獲得できていないクラブに身を捧げながらもワールドクラスの評価を得ているデ・ロッシの存在は非常に貴重なものでした。
さらにデ・ロッシは、言葉よりも背中で引っ張ってきたトッティとは異なり、常に声を荒げてチームを、ローマを鼓舞し続けてきた主将の鑑とも言える存在へと円熟を遂げていました。

そんな選手を、あっさりと追い返した今のローマ。

パロッタやモンチ等への不満は常日頃から口にしていましたが、もはや堪忍袋の尾が切れ、長年の情熱もデ・ロッシ退団と共に消え失せました。
散々我慢を強いながら、得たのは使えない選手を獲るためのムダ金だけで、有能な若手もタイトルも、クラブのため人生を捧げた人間すらも全て自ら手放してきたローマ。
こんなクラブ、賞味期限の切れたコンビニ弁当の価値すらもありません。

ある程度前から決めていましたが、ようやくこの場でも言えます。

今季をもって、ロマニスタを辞めます。

当然、このブログも今日でお別れです。

中3の時に勢いだけで始め、色々な方と出会ったり、ローマのことで一喜一憂したりしました。
結局出会った方の大半とは喧嘩別れして絶縁状態となり、ローマから得たわずかな喜びや希望も全て闇へ葬り去られてしまいましたが、様々な経験を得たという意味では有意義な11年間だったと思います。

ですが、それももう終わりです。

多くの方に見られたブログではありませんでしたが、フェードアウトという形ではなく、明確に終わりを告げて区切りをつけられたのは良かったのだと思います。

さようならデ・ロッシ、さようならローマ。
ローマのためにその身を捧げてくれた全ての選手・監督達の幸運、自分を応援して下さった方々の幸運を祈っています。

「長期」って何年を指す?

うだつの上がらないシーズンをグダグダと続けていましたが、とうとうディ・フランチェスコとモンチがローマを出て行きました。

貧乏経営を強いられていたセンシファミリーと別れを告げ、新体制が始まったのは2011年。
バルサの猿真似に失敗したところから始まりました。
当時からフロントは、「今後ローマを世界屈指のレベルへ引き上げるため長期プロジェクトを作り上げる」と豪語し、サバティーニやモンチという敏腕という評価をもらっていたSDを引き入れていました。
それから8年、獲得したタイトルはゼロ。
せっかく見つけた期待の若手は高く売れると見るや即売却。
高額で獲得した選手はことごとく失敗。
そして敗者のメンタリティを持った選手・監督はすぐに調子を落として継続性を示せず、監督は何度もとっかえひっかえ。
そうこうしているうちにトッティが失意のうちに引退し、デ・ロッシに残された時間も残りわずか。

はっきり言います。
馬鹿じゃねえの!?


歴史あるクラブを使ってマネーゲームで遊んでて楽しいですか?
もう金の亡者たちの妄言は二度と信用しません。
ふざけるのも大概にしろ。

#Monchiout #EDFout

自分が魅せられたASローマというチームは死にました。

自分が応援したいのはASローマ。
FCモンチではない。

立ち直れない、信じられない、信じたくない

先月15日、元同級生が亡くなりました。
3月2日には、自分が高校の頃から好きだったレスリングシリーズの中の主役とも言うべき人で、個人的に人としても尊敬していたビリー・ヘリントン兄貴が、あまりに悲惨で残酷な交通事故死を遂げました。
そんな精神的にすっかり参っていたタイミングで、最悪のニュースが飛び込んできました。
もうとっくに世界中の人々が知っていると思いますが…。

ダヴィデ・アストーリ急死。享年31歳。

これを受け、日曜日のセリエは全試合延期。
ある意味当然でしょうし、これをすぐに実行へ移したミラノ2クラブを筆頭としたイタリアサッカーは英断だったと思います。
とてもじゃないですが、1ファンとしてもカルチョを観る気にはなれません。

アストーリは1シーズンのみとはいえ、ローマの一員としてセリエ2位に貢献してくれました。
脂の乗ったイタリア代表CBという期待感と、直前まで移籍濃厚だったラツィオを早速口撃するなどロマニスタから注目されていましたが、まあ前半戦はマプ・ヤンガ=ムビワと共にパスミス判断ミスのオンパレードでした。
それでも試合を経るうちに馴染んでいき、ハマった時には不動のレギュラーであったマノラスをも凌ぐ活躍も見せてくれた記憶があります。
それだけに、アストーリかマプどちらかどころか、結局どちらも1シーズンで放出したフロントもといサバティーニの判断には疑問でしたし、今でも不適切だったと考えています。
仮に残っていれば、15-16シーズンにおける守備陣の不安感は薄れていたでしょうね。

まあそんな事実もといサッカーのスキルに関する話なんてどうでもいいんですよ。
ヴィオラの主将として、アッズーリとして、どちらもこれから復権していこうというタイミングで、何故彼のような真人間が志半ばで、周囲に感謝しつつ感謝されつつということも無く、前触れも無く、人生を終えなくてはいけなかったのか。
あまりにも酷過ぎませんか。
世の中には、身勝手な運転で人を死に追いやった直後にもさらに交通違反を犯す輩、人の私生活を恣意的に報道して人生を破滅させる輩、人の死をダシにして金稼ぎを目論む輩が今でものうのうと生きています。
こんなの不公平という言葉ですら安すぎます…。

最近、というか、元同級生が亡くなって以降、死について考えることが多くなりました。
死んだら、目の前が真っ暗になり、何も考えることも無い、無の世界が未来永劫続いていく…。
そう考えると胸が苦しくなり、死が怖くなります。
死んだら無の世界が永遠に続くと考えると、じゃあなんでこうして生きているのか、とか、色んな考えが堂々巡りになり、吐き気がしてきます。
そう考えてる中でのアストーリの死だったため、アストーリはどれだけ無念だったんだろう、どれだけの絶望の中亡くなったのだろう、あるいは、そう考えることも無く自分でも知らぬ間に亡くなったのか…と思うと、今にも泣きそうです。
というか、アストーリの死がヴィオラ公式から発表された時は泣いてしまったんですけどね。

悪夢であってほしいのですが、非常に残念なことに、これは現実で起こった出来事のようです。
冥福を祈るなんてありきたりな言葉では表現できないほど、自分はとても悲しく、辛く、悔しく、怒り狂っています。

アストーリの遺体は本日フィレンツェへ戻り、それからイタリア時間8日午前10時より、葬儀が行われるようです。
その後はまたセリエが再開しますが、ショックの強い選手とファンが大勢いる中、果たしてどれだけ熱意を持って観られるか…。
自分は、残念ながらまだまだ彼の死を引きずりそうです。

以下、Twitterからアストーリに関するツイートをいくつかピックアップします。

・アストーリの訃報を伝えるヴィオラ公式。

・ヴィオラ公式によるアストーリ追悼動画。

・イトゥルベによるアストーリ追悼ツイートその2。
 CLストレートインをかけたダービーの先制点で、誰より早く駆け寄ったのが
 アップ中のアストーリでした。

・アストーリを弔うヴィオラ一同。大粒の涙をこぼす選手達が見ていて辛い。

・スカパーの和訳ツイートですが、カリアリ、ヴィオラによる「13番」を
 永久欠番にする発表。

・DAZNより、アストーリラストゴールを含めたゴール集。
 左足のキックに優れた、アストーリらしいゴールです。

アストーリに対してはナインゴラン、イバルボ、フロレンツィ、ルディ・ガルシア、パスクアル…など数えきれない方々からメッセージが届いていますが、その中でもサポナーラがインスタへ掲載したコメントは目頭が熱くなります。
インテリスタの方が和訳された文章がありますので、そちらを添付致します。

最後に、ありがとうアストーリ。

10試合を終えての採点

早いもので、ローマはリーグ戦を10試合消化しました。
延期となっていたサンプドリア戦は12月14日AM4:45に決まったようです。
CLグループリーグが落ち着いてからで良かった。

さて、丁度区切りがいいかつたまたま更新意欲が湧きましたので、これまでの選手達を軽く採点してみます。
他の大手様のが色々と信用に足ると思われますので、自分がぱっと思いついたとおり適当にやっていきます。

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Author:ルウト
2019/06/01 ロマニスタを辞めた

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