おすすめのポイント
- 被写体にレンズを向けるだけでアプリが色を自動で認識し、その色を伝統色の和名で教えてくれる
- 400種類以上の色をすぐに識別できる
- Twitterとの連携がとっても簡単
iPhoneアプリ レビュー
普段、私たちが目にする色というものは、細かく分けると驚くほど多くの種類があることをご存知だろうか。例えば、青系の色でも「濃い」「薄い」の違い等により、何種類にも分けられる。
それらの様々な色の名前には、「ブルー」のような外国名と「空色」のような日本の伝統色と言われる和名がある。
「KyotoCamera」は、レンズを向けた被写体の色を識別して、その色を伝統色の和名で教えてくれるというアプリ。意識せずに見ていた数々の色が、和名に該当する。確認しているだけで、とても面白い。
使い方は簡単で、Twitterとの連携も容易
アプリを起動すると、中央にファインダーと認識した色を表示する画面が出てくる。
ファインダーには十字に印がついており、中央に被写体を合わせると認識した色を右側に表示、下側には伝統色の和名を表示してくれる。
事前にTwitterアカウントを連動しておけば、Twitterで簡単に公開もできる。
かなり特徴があるアプリ「KyotoCamera」。活用方法は人それぞれだが、筆者は外国に行く時にこそ、真価を発揮するのではないかと思う。
このアプリを使えば、近くにあるモノを撮り、「この色は日本の伝統色ではこう言うんだよ」と日本の文化を紹介することで、旅先で出会う外国の人と気軽にコミュニケーションが取れてしまう。
写真や色は、視覚で認識できる万国共通のコミュニケーションだ。画面に表示される伝統色の名前が漢字とアルファベットで表示されるのは、制作者が外国人にも色の名前が読めるようにという配慮があったのだろう。「京都」という名称も、外国人が「和風」をイメージするのに適したワードだ。
私たちの日常で、改めて日本らしい文化に触れる機会というのは少ない。
あなたの周りにある「伝統色」という古き良き日本の文化を発見してみる。そんな体験をしたい人に、オススメのアプリだ。