2010年、私たちはウェブや雑誌などでのスマートフォンに関する情報に対して、やや不満を感じていました。
スマートフォンが大衆化していく中で、その不満は少しずつ大きくなっていきます。いっぽうで、アプリストアの整備が追いついていないため、良質な原石のようなアプリとスマホユーザーが出会えない状況が続いていました。
そこで私たちは2010年12月にアプリオ(appllio.com)を開設。アプリレビューサイトとしては後発でしたが、自由な情報発信スタイルと記事の品質によって、一定のポジションを獲得するに至りました。「正しくわかりやすい情報を、それを必要としている人に届けつづける」というミッションのもと、一貫した編集方針で運営しています。
編集権の独立
私たちアプリオ編集部が至上の価値を置くのが、編集権の独立です。自由に情報を発信できることが、私たちの存在価値です。
言論・表現の自由を有し、外部からの制約を受けない編集体制を考えたとき、人的にも物的にも資本的にも独立を保つことで経営と編集を一体化させることが好ましいと判断しました。この考えは、サイト開設から10年を経た今も変わっていません。
資本の独立
アプリオ編集部は現在、資本的に独立した存在です。
アプリオを運営する株式会社Vellioの株主は創業者のみで構成されており、創業者は出資や合併、買収など資本的独立を害する提案を受け入れる予定は一切ありません。
職業倫理
私たちは編集者・記者としての良心と倫理に従って行動しています。常に改善しつづけます。
レビュー方針
アプリレビュー
アプリオは当初、Androidアプリをレビューすることを目的として開設されました。現在でもAndroidやiPhoneアプリのレビューを継続して掲載しています。
レビューする全てのアプリは、編集部または信頼できる外部協力者によって検証されています。
記事内で紹介されるアプリは原則として、編集部が「ユーザーに薦められる」と判断したものです。ユーザーニーズに応じて「オススメ」とは認めづらいアプリを紹介することもありますが、その場合は注意点などを明記しています。
レビュー内容については、編集者・記者の主観を含む表現やネガティブな表現、人によっては不快に感じる表現などを含む場合があります。
プロダクトレビュー
スマートフォンを中心としたガジェットのレビューやさまざまなサービスのレビューは、編集部または信頼できる外部協力者がレビュー対象の製品などを実際に手に取り、手間と時間をかけて検証された結果をもとにしています。
解説方針
アプリオのメディアとしての特性がよく現れているのが、アプリやサービス、スマートフォンなどの使い方を解説する記事です。すべて自分たちの手元で検証し、ユーザーの悩みの種類や深さに応じた適切な表現・分量で懇切丁寧に解説しています。
収益
アプリオの運営はおもに広告収益によって支えられています。
アプリオが掲載している広告は大別して、プログラマティック広告とアフィリエイト広告から構成されます。プログラマティック広告には「Google AdSense」と「Google AdExchange」を利用し、Google社のアドサーバーであるGoogle Ad Managerを使って広告を配信。アフィリエイト広告では、EC事業者(Amazon、楽天、ヤフー)のアフィリエイトや、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)のアフィリエイトを活用しています。
いずれの広告も編集権の独立を維持するために非常に相性がよい収益化手段であるため、アプリオの運営開始当初から併用しています。とくにプログラマティック広告に関しては、広告タグをページに貼るだけで広告が自動的に表示される仕組みであるため、編集権の独立に対する悪影響はほとんど考えられません。
いっぽう、ASPまたは広告主が編集に介入する事態が起こりうるアフィリエイト広告に関しては、編集権の侵害が現実に存在することを否定できません。しかし、私たちは編集への介入をいっさい許容せず、編集権の侵害のおそれがある場合は編集権の独立を優先し、当該アフィリエイト広告の掲載を停止しています。
なお現在、記事広告は受注していません。