グーグル、2年以上放置されたGoogleアカウントを削除へ　23年12月から

Googleは2023年5月16日（米国時間）、Googleアカウントのポリシーを変更し、2年以上使われていないGoogleアカウントを削除すると発表しました。

Googleは、長期間使用されていないアカウントは、古いパスワードを設定していたり、2段階認証を利用していなかったりとセキュリティが脆弱で、アカウントを侵害される可能性が高くなるとしています。今回のGoogleアカウントのポリシー変更は、アカウント侵害による個人情報の盗難や、悪意あるコンテンツの媒介にGoogleアカウントが利用されるといった事態を防ぐためにおこなわれました。

アカウント削除の対象となるのは、個人のGoogleアカウントのみで、学校や企業など組織のGoogleアカウントには適用されません。放置されたアカウントの削除は早ければ2023年12月から開始する予定で、アカウントの削除前に該当のGoogleアカウントのメールアドレスとリカバリーメールに複数の通知が送信されます。すぐさまアカウントが削除されるわけではないため、心当たりのある人は12月までにGoogleアカウントへのサインインをしておくとよいでしょう。

なおGoogleは、Googleアカウントをアクティブに保つ最も簡単な方法として、2年に1回のサインインを案内しています。Googleアカウントまたは、Googleのいずれかのサービスにログインすれば、アカウントはアクティブであるとみなされ、削除対象から外されます。