Gmailの新UI「統合ビュー」が個人アカウントにも提供開始

もともとはGoogle Workspaceエディションのユーザーに限定していた

Googleは、2022年1月31日に発表したGmailの新たなUI「統合ビュー」を個人のGoogleアカウント向けにもロールアウトしています。

GmailのUI刷新へ、ChatやMeetなどを一元管理 Workspace向けに提供

Gmailの新UI「統合ビュー」は、チャットやスペース、Meetといったコミュニケーションツールを画面左端のカラムに常時表示し、一括管理できる仕組みを採用。左から2番目のカラムには選択中のツールのナビゲーションが表示され、中央のメインカラムに主要なコンテンツが表示されます。右端のカラムからはカレンダーやKeepなど関連ツールにアクセスできます。

Gmail 新UI 個人アカウント

画面左端のアイコンにカーソルを合わせると、プレビューが表示される

統合ビューでは、左端のカラム上の各アプリのアイコンにカーソルを合わせると、受信メッセージなどのプレビューが確認でき、アイコンのクリックでメイン画面表示に切り替わります。

Gmail 新UI 個人アカウント

チャットやスペースで新しいメッセージを受信すると、画面左下のふきだしに通知バブル(バッジ)が表示される

チャットやスペースで新しいメッセージを受信すると、画面左下のふきだしに通知バブル(バッジ)が表示され、ふきだしにカーソルを合わせると受信したメッセージのプレビューを確認可能。ユーザーは、メッセージの返信の際に、メイン画面で返信をするか、ポップアップウィンドウで返信するかを選択できます。

GmailのUIを「統合ビュー」に切り替えるには、事前にGmailでチャットを有効にしておく必要があります。その上で、設定ボタン​→「クイック設定」→「Gmailの新しいビューを試す」を選択し、新しいウィンドウを再読み込みすると利用できるようになります。個人向けアカウントへのロールアウトは2月11日から順次実施しているため、現時点で設定項目が表示されなくても、しばらく待てば利用できるようになるはずです。

「統合ビュー」は発表当初、対象のWorkspaceエディションに加入しているユーザーに向けて展開されることとされており、Workspaceの個人ユーザーや個人のGoogleアカウントは対象外となっていました。ところが、Googleは2022年2月11日にリリース情報を更新し、同日より個人アカウントに対してロールアウトを開始すると発表したかたちです。

EDITED BY
TOKIWA