Strategy Analyticsは、2014年第3四半期(7~9月)における世界スマートフォン市場についての調査結果を公表しました。
それによると、スマートフォン出荷台数はアジア・アフリカ・中東などの新興国市場の旺盛な需要により、前年比27%増の成長となっています。
OS別にシェアをみると、Androidによる支配は83.6%に達し、前年同期の81.4%からなお成長し続けています。一方、iOSのシェアは12.3%(前年同期比マイナス1.1%)で、WindowsやBlackBerryとともにAndroidにその限られたシェアまで奪われている格好です。
Strategy Analyticsによれば、Androidは低コストとそのユーザーフレンドリーなソフトウェアによって世界のハードウェアメーカー、事業者、消費者にとって魅力的であり、現状ほぼ無敵であるように見えるとしています。
しかしながら、今後の課題はGoogleにあると指摘。多くのデバイスメーカー間の厳しい競争によってAndroidスマートフォンの価格が世界的に下落し、Androidプラットフォームでは一部のメーカーしか利益を上げられない状況だといいます。
最近では中国メーカーが台頭する中、ソニーなどの国内メーカーや、市場を牽引してきたSamsungの苦戦などが伝えられていますが、これらメーカーが疲弊し撤退するようなことがあれば、今後Androidの発展にとって障壁になる可能性があるというわけです。
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