猫漫画日記『猫の話』などが人気の漫画家・鴻池剛さんが、無断転載(パクツイ)および作者なりすましを理由にTwitterへの漫画投稿を減らすことを宣言し、話題になっています。
パクツイ、なりすましが増え続けて、最近では僕が偽物ではないかと問い合わせが来るまでになってしまいました。
今後、パクツイ対策としてサイトにのみ載せる事もしようと思います。サーバーはもう人にお願いしてあるのですが不具合は出てしまうと思います。申し訳ないですがよろしくお願いします。
— 鴻池 剛 (@TsuyoshiWood) 2014, 9月 26
【漫画日記】仕事休みました。 http://t.co/KkUcQEBm1u pic.twitter.com/iA16yg7Uzf
— 鴻池 剛 (@TsuyoshiWood) 2014, 9月 24
『猫の話』は、Twitterに投稿されるとリツイートが1万回を超えることも珍しくなく、どこかで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、残念なことに、Twitterではこのような人気画像をパクツイし、作者を自称するユーザー、Botが後を絶たないのが現状です。
よく「このアカウントは公認ですか?」と聞かれますが、現在のところ転載を許可している人はいませんので、引用元の明記が無い場合すべて無断転載です。ちなみにこの方(@keep_wb)がありがたい事に無断転載等をまとめて情報提供をしてくださっています。僕もツイッター側に報告はしております
— 鴻池 剛 (@TsuyoshiWood) 2014, 8月 21
剛さんの漫画を無断転載しているアカウントをリストにすることにしました。
見つけ次第追加していきます。
https://t.co/nGr6ziE62A
— KEEPウッドブック (@keep_wb) 2014, 8月 23
今回はあるユーザーが鴻池さんを偽物と勘違いし、「本家に迷惑」であるとツイート。その後、そのユーザーは、猫の漫画が氾濫しており本家が鴻池さんであると分からなかったとして謝罪しています。
パクっておいて本家をなりすまし扱いするというのは、こいつが諸悪の根源か。
https://t.co/7D4fGzgbZi
こんな書き方してたら、知らない人間は被害者の叫びに聞こえるよな。 pic.twitter.com/785lktgROP
— DJ-Kaz.com (@djkaz) 2014, 9月 26
サーバー復旧しました。
あと文字数制限で書き方が雑になってしまいましたが、ツイッターにあげたりあげなかったりするという事です。すみませんよろしくお願いします!
— 鴻池 剛 (@TsuyoshiWood) 2014, 9月 26
インターネット草創期からパソコン通信サービスの時代を経て、2000年代に入るとブログが普及し、ソーシャルメディアの登場によってネットユーザーは爆発的に増加しています。それにともない、著作権侵害行為が目立つようになってきました。これには著作権侵害が容易になったこと及び著作権侵害行為が可視化されやすくなってきたことが影響しています。
いま重要なのは、インターネットユーザーに対して著作権保護の重要性を啓蒙することなのでしょうか。それとも、あまりにもコピーと発信が容易になってしまった時代に、クリエイターたちが対応することなのでしょうか。システム的な解決策が見つかるのでしょうか。
著作権論争と新時代のコンテンツ戦略をめぐる議論は、百家争鳴の状態です。