ここ数日、アップルから19日発売のSIMフリー版iPhone 6/6 PlusをNTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクモバイルのSIMカードを挿して利用できるのか否かが、ネット上で話題になっています。
特に噂になっているのが以下の2点。
- auのnanoSIMをSIMフリー版iPhone 6/6 Plusで利用できない
- ソフトバンクのnanoSIMをSIMフリー版iPhone 6/6 Plusで利用できない
いずれの情報も通信キャリアのサポートセンターに問い合わせた結果とのことです。
ドコモ・au・ソフトバンクの見解
すべては19日には明らかになることです。
しかし、iPhone 6/6 Plus購入の判断材料として重要視しているユーザーも少なくないようで、不安に感じている人も見受けられます。そこで各キャリアの広報に問い合わせてみました。
結果、いずれのキャリアからも当然すぎる回答を得られました。
- ドコモ「動作保証外です」
- au「動作保証外ですが、利用できることが想定されます」
- ソフトバンク「動作保証外です」
auのみ一歩踏み込んだ見解を示しましたが、動作保証外であることに変わりはありません。
アップルの見解
では、アップルは、通信キャリアのnanoSIMの利用について、どのような立場を採っているのでしょうか。問い合わせるまでもなく、公式サイト上の「よくある質問」に記載があります。
SIMフリー版iPhone 6/6 Plusを発売するのは、ドコモでもKDDIでもソフトバンクでもありません。アップルです。
そのアップルが、公式サイト上で「iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5cでは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの対応する通信事業者から入手したnano-SIMカードを使用できます」と明示し、かつ、nano-SIMカードをiPhone 6/6 Plus用に契約したものに限定していない以上、使用できないとすれば大きな問題となるでしょう。
結局、使えるのか?
ひとつ気になるのは、ソフトバンクの場合、機種変更する際にSIMカードを変更する必要がある(ソフトバンク広報)ということです。ソフトバンクのnanoSIMを使えないのではないかとの噂も、この点が大きな焦点になっていました。
この点、関係者によれば、ソフトバンク版iPhone 5sなどのnanoSIMでも問題なく利用可能とのことです。その他、ドコモ・auのnanoSIMでも同様に利用できるそうです。
したがって、これまでiPhone 5/5s/5cに挿していたnanoSIMは、特に問題なくSIMフリー版iPhone 6/6 Plusでも利用可能ということになります。