海外旅行や登山、ツーリングなど、電波が届きにくかったり、ローミング代が嵩むような状況下で重宝するのが、“オフライン”マップだ。「OruxMaps」は、オフライン環境下でもサクサクと地図を参照できるとあって、Google Playでもユーザーから高く評価されている。
用途の広いオフラインマップ
同アプリは当然オンラインでも利用できるが、前述のとおりオフラインで本領を発揮する。海外製のアプリ(日本語には対応)で最初は取っ付きにくい印象を受けるものの、あらかじめオンライン下で出先の地図をダウンロードしておく手順さえ覚えれば、オフラインで快適に閲覧できる。
オンラインで地図をあらかじめ保存
まずは地図の種類を選択する。実は以前までデフォルトでGoogleマップが利用できたのだが、現在は利用に細工を行う必要(後述)がある。
OruxMapsには、用途やエリアに応じて様々な地図がリストアップされているが、ここでは、一般地図の代替として実用的な[OpenStreetMap Cyclemap]あたりを選択しておこう(画面右上の地図マーク→[新しいマップ]→[ONLINE]から選べる)。
続いて、画面右上の地図マークをタップしたメニューから[マップクリエイター]を選択。
その後、画面左のズームボタンで地図を拡大・縮小して調節し、オフラインで使いたい範囲を2コーナータッチで決めてチェックボタンをタップする。
すると、レイヤーのレベル選択画面に移る。00~17の数字はマップのズームレベルを示しており、数字が大きいほど詳細な地図になる。
最大(19)では路地もよく見えるくらいの縮尺となる。一度に保存できるのは500MBまでなので、うまくレイヤー選定や保存枚数の調整をして、[ダウンロード]ボタンを押そう。
これで、オフラインマップのダウンロードは完了だ。
オフラインで閲覧できるか確認
オフラインマップを閲覧するには、再び画面右上の地図マークのメニューから[新しい地図]をタップ。
[OFFLINE]の項目には、先ほどダウンロードした地図(この例では「秋葉原」)が表示されている。
試しに、端末を機内モードでオフライン環境下にしてみると、快適に閲覧・利用できるようになっているはずだ。
このほか、対応マップでは3Dボタンから立体的なマップ表示が行えたり、GPS等を用いたトラッキングロガーなど多彩な機能を備えている。
「OruxMaps」のようなオフラインでも使える地図は、圏外での閲覧やパケット料金の心配を払拭してくれるだけでなく、バッテリー節約においても大いに貢献する。海外旅行からアウトドアまで、様々な場面で活躍するアプリといえるだろう。
Googleマップについて
Googleマップに関しては、最新バージョンではリストに掲載されていないものの、こちらのエントリで紹介されている「onlinemapresoures.xml」を書き換える方法を実行したところ、編集部では追加することに成功した(必要な方は自己責任でお試しください)。