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あおみどり

Author:あおみどり
案内標識が大好きです。道路について、物知りになりたいです。

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分かりやすい矢印(ベルジャンアロー)について

2024.12.14 19:13|矢印
お疲れ様です。
今回も、道路標識の矢印のお話になりますが、この間、道路標識に使っていただきたいと申し上げました、「ベルジャンアロー」という矢印の実物をお示しいたしますと、

IMG_1694.jpeg

非常口への通路誘導灯に使われております。非常口のマークとともに、矢印も分かりやすく、洗練されたデザインとなっておりました。

ベルジャンアローの特徴として、矢頭が直角になっていることが特徴だそうです。矢頭が直角ですと、角が丸かったりしても、ベルジャンアローと同じような見た目になります。

IMG_1686.jpeg

高輝度タイプの誘導灯と言われ、光源がLEDとなり、鮮明になったことで、表示面をコンパクトにし、インテリアに配慮することができたそうです。表示面がコンパクトになったことにより、デザインも、非常口のマークを小さめに、矢印をメインに強調したデザインになりました。今風のおしゃれな誘導灯となっております。

IMG_1701.jpeg

これは、両方向への通路誘導灯でした。

このように、ベルジャンアローは、非常口誘導灯や、鉄道駅の構内のサイン、一般の店舗の駐車場の看板など、幅広く普及しており、機能的(識別性)にも、デザイン的(見栄え)にも、優れておりますので、見やすい道路標識のために、幅広くお薦めされるものでした。

以上今回は、久しぶりに写真を添えて、ベルジャンアローの良さを語らせていただきました。■


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タグ:矢印ベルジャンアロー非常口誘導灯

 ベルジャンアロー(ベルギー風矢印)について

2024.11.22 21:13|矢印
お疲れ様です。今回は、前々回に続いて、道路標識矢印の話となります。

鉄道駅の構内のサインや、非常口への誘導灯に用いられているような、おなじみの形の矢印を、ベルジャンアローというそうですが、見やすくていい矢印だと思っておりました。

国際規格にもなっているそうで、外国では、道路標識に採用している国もいくつもあるそうでした。

本家のベルギーの標識では、意外にも使われていないようですが、イギリスドイツ、その他にも、さまざまな国で使われているようです。

標識の矢印の形も、所によりさまざまあるようですが、ベルジャンアローは、識別性も良く、デザイン性(見栄え)も良いように思いました。日本でも、白地の著名地点の標識に、ベルジャンアローと似た形の矢印が使われておりますが、ベルジャンアローを、幅広く道路標識に使っていただけばよろしいのではと、この頃思っておりました。

以上今回は、道路標識矢印について、「ベルジャンアロー」という矢印を推したいです、というお話でした。■





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タグ:道路標識矢印ベルジャンアローイギリスドイツ

ローマ字の長音のつづりについて

2024.11.08 20:39|英語表示
お疲れ様です。
今晩も記事を書かせていただきました。

少し前の新聞の記事で、ローマ字長音のつづりのしかたが、改めて取り決められるので、検討が始まっている、というような記事を見ました。

標識においても、地名のローマ字表示がありますので、関連のある話題と思い、気になっていたところでした。

少し前には、日本人の名前の正式なローマ字表記が、姓・名の順で記すように決められた、というように記憶しております。

ア行の母音字の長音つづり方は、何通りもあり、標識においては、ヘボン式というつづり方により、八甲田はHakkoda、大館はOdate、浄法寺はJoboji、八丁堀はHatchoboriのように、長音記号は付けずにつづられております。

訓令式という、基本的なつづり方では、八甲田はHakkōda、浄法寺はZyōbōzi、八丁堀はHattyōboriのように、長音記号を付けるそうです。母音字の上につける長音記号も、への字の山形記号だったり、横棒記号だったりするようで、横棒記号は多少見られますが、山形記号はほとんど見かけないように思います。

基本的には、長音記号を付ける方向で検討されているようですが、どうせつけるなら、山形記号のほうが遠目にも目立つのでいいのかなと思いました。

標識をはじめ一般的なつづり方の普及度合いや、ルール変更によるコストやメリットを考えますと、つづり方ヘボン式を標準とし、長音記号は見やすさを考えて山形記号をつけるのを標準としていただくのが、適当なのではと思いました。

以上今回は、標識にとっても影響の大きい、ローマ字つづり方について、お話をさせていただきました。■


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タグ:ローマ字つづり方長音訓令式ヘボン式

標識の見やすい矢印とは

2024.11.02 21:02|矢印
本日2件目の記事となりました。

もう一つ思いつきましたので、書かせていただきました。


矢印の役目は、言わずもがなですが、方向を指し示すことだと思います。そのため、標識でも、矢印は多用されております。


では、標識において、どういう矢印が良い矢印かと考えますと、方向がよくわかる矢印ということになりましょうが、デザイン的には、どうなるかと考えてみました。


矢印は、矢頭から成り立っていますが、方向を表すのは、主に矢頭の部分になると思いますので、矢頭がたっぷりした矢印が、良い矢印になるのではないでしょうか。


矢印があることを認識してもらうには、が長かったり太かったりするほうがわかりやすいとは思いますが、方向を表す機能からすれば、はあまり長くも太くもなくて良くて、矢頭がしっかり、はっきりしていることが大事になると思います。


むしろ、標識の表示スペースの制約を考えますと、デザイン的に、をもう少し控えめにして、矢頭を強調する、というあんばいが、いいのかもしれません。


旧版になりますが、持っている道路標識のハンドブックで、様式集を眺めましたら、アメリカ標識は、本邦の標識に比べ、はあまり長くないですが、矢頭がたっぷりしていて、方向が分かりやすいように思いました。本邦でも、矢頭のボリューム感は、若干地域差があるようですが、基本的に、アメリカの矢印に比べ、デザインが控えめのように思いました。


自身も含め、加齢とともに視力が低下し、細かい字や図柄は見づらくなっていることを踏まえますと、高齢化への対応の一つとして、より判別しやすいデザインへ、標識の矢印のデザインの見直しも、あってもいいのかもと思いました。


以上の通り、標識において矢印の機能を全うしてもらうためには、もっと矢頭のたっぷりした、自己主張の強い矢印のほうが、見やすくて助かります、というお話でした。■




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タグ:矢印標識アメリカ矢頭

「無料ルート」の案内標識について

2024.11.02 20:44|有料区間・無料区間
ご無沙汰しております。
秋も深まり、今年も残すところ、2か月となりました。

さて今回は、無料のルートや有料のルートを示す案内標識についての話題となります。

当ブログでも、さんざん取り上げたテーマですが、また違ったことを思いつきました。

レアものですが、案内標識の様式の中に、「まわり道」(120ーA)(120ーB)という様式がありまして、このうちの、文字で表されたほうの、(120ーA)様式の仲間の案内標識として、考えられないか、ということでした。

様式名としては、「無料ルート」とか「無料経路」という感じで、標識内の文字部分は、「無料ルート(TOLL FREE)」として、「無」を強調してはどうでしょうか。対になる「有料ルート(TOLL ROAD)」もあったほうが良ければ、あっても良いのかもしれません。

どういう場所での使用が想定されるかと申しますと、無料の自動車専用道路から、有料の区間に入る手前の最後の出口の場所や、無料の自動車専用道路の入口付近などでした。

まわり道案内標識をイメージしていただければと思いますが、矢印は、左右片方でも、左右両方でも、左上向きでも、融通が利くところが、この様式の長所と思います。

高速道路の入口案内標識の補助標識として、「有料区間」「無料区間」の表示板が用意されておりますが、これの仲間でもあります。

従来、自動車専用道路の無料ルートや有料ルートの案内は、任意の案内看板で表示されることが多かったですが、設置場所や表示内容が、ある程度パターン化されるように思いますので、「まわり道」の仲間の案内標識として、様式化していただければいいのかなと、思いました。

以上の通り、道路が有料となるか無料となるかは、政策的な話かと思いますが、カーナビなどで、有料回避ルートを選ぶ機能が備わっていることなどから、それに対応するような感じの使い勝手の良い案内標識があれば、便利ではと思ったものでした。■

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タグ:案内標識無料有料まわり道

案内標識の目標地の選び方(どこまで行き先として見通すか)について

2024.09.21 21:20|未分類
夏も終わり涼しくなってまいりました。ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

今回は、案内標識目標地の選び方について、お話しさせていただきます。

簡単に言いますと、場所によって、目標地を遠めにとる場合と、近めにとる場合があるということでした。

例えば、岩手県の三陸方面から青森県の県南方面に北上するルートを見てみますと、国道45号では、青森県の基準地である「青森」が、宮古あたりですでに登場していますが、三陸道においては、宮古あたりで八戸が登場し、青森県に入っても、八戸ジャンクションで接続する八戸道の表示は、八戸ジャンクションの1つ前で無料区間最後の八戸是川インターを過ぎて、やっと登場します。

しかも、北方面は青森ではなく、有料区間最後の三沢の表示となっています。青森は、その先で無料区間となる上北道に接続する六戸ジャンクションのあたりで登場します。

細かい話はさておいて、こうした事例から推測されることとしては、高速道路はしっかりどこまでもつながっていたとしても、有料区間・無料区間の節目などを意識して、目標地も節目節目をとって表示されているのではないかということでした。

道路がつながっているからといって、やみくもに目標地を遠くに取るのではなく、路線の変わり目や有料無料の節目を意識して、しかるべき場所に到達してから、しかるべき情報を順次提供する(目標地をとる)ということが、行なわれているのではないかということでした。

以上今回は、案内標識目標地の取り方について、どういうことが意識されて決められているのか、というようなお話でした。■




タグ:高速道路案内標識上北自動車道三陸道八戸自動車道目標地

案内標識のアルファベット・ひらがな併記について

2024.09.12 21:33|英語表示
大変ご無沙汰しております。

久しぶりに記事を書かせていただきました。


案内標識英語ローマ字併記するのは、国際化のために昭和60年代に始まったと記憶しており、今やすっかり定着した感じがいたします。


新聞記事で興味深い記事を見かけました。

20年ちょっと昔の、ちょっと古い調査で、国内にいらっしゃる外国の方への調査だそうですが、ひらがなが読める人のほうが、ローマ字が読める人よりも、多いという結果だそうでした。


そういうことを踏まえ、近年は、災害情報など、緊急で大事な情報を流す際には、より多くの方に分かってもらえるよう、ひらがなのルビを積極的につけるようになったということだそうです。


そういうことを考えますと、案内標識にも、英語ローマ字併記するより、もしかしたら、ひらがなのルビを併記したほうが、分かりやすいのかもと思ったものでした。


国際化といいますと、アルファベットと思っていましたが、ひらがな併記したほうが、多くの方に分かってもらえるのかもしれないと、意外に思いました。


以上今回は、案内標識の国際化対応のため、アルファベット併記が定着していますが、ひらがな併記のほうが、実は分かりやすいのかもしれないというお話でした。■


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タグ:案内標識アルファベット英語ローマ字ひらがな併記

青森ジャンクションの案内標識について

2024.03.20 01:32|雑感
大変ご無沙汰しております。久しぶりに記事を書かせていただきました。

E4東北自動車道の青森ジャンクションについては、下り線が青森インターに向かう端末線と、E4A青森自動車道とに分かれる場所となっておりまして、実質的にはインターチェンジのような場所となっております。

案内標識についても、ジャンクションとインターチェンジを折衷したような様式となっておりました。車線運用としましては、第1車線が青森出口へ向かう車線、第2車線が青森自動車道へ向かう車線となっております。

案内標識は、通常のジャンクションのように、第1車線が左上向きの矢印、第2車線が真上向きの矢印となっております。併せて、車線運用を予告する細かな予告看板のようなものが手前から掲げられておりました。

前々から思っていたのですが、第1車線と第2車線できっぱりと行き先が分かれますので、案内標識は、通常のジャンクションのようなものより、行き先ごとに車線を指定する下向きの矢印の方が、一目瞭然でいいのではと思っておりました。そうすれば、細かな案内看板は大分要らなくなり、すっきりするのにと思っておりました。

先日通ったときにも、青森自動車道方面に行きたそうな大型トラックが、分岐端のゼブラゾーンの所で立ち往生しておりました。多分、第1車線で青森自動車道に行けると思っていたところ、急に行けないと分かり、止まったんだと思います。

掲げられている案内標識は、比較的新しい物でしたので、丸ごと掛け替えはお金がかかって無理でしょうけれども、矢印の部分にパッチをしていただいて、矢印を下向きにしていただければ良いのになあと、思っていた次第です。

以上今回は、青森ジャンクション案内標識について、改善提案めいた内容の記事となりました。下向き矢印と合わせて、路面に行き先を書いていただければ、より万全になるのではと、思っていた次第です。なんとか、ネクスコの方に読んでいただけましたら、よろしくお願いしたいと思っておりました。■
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タグ:青森ジャンクション青森自動車道矢印案内標識

文で示した方が分かりやすい場合もある

2023.08.06 21:19|雑感
 ご無沙汰しております。猛暑の中、お疲れ様です。

 さて今回は、で示した方が分かりやすい場合についての、お話となります。

 東北自動車道で、「PからETC出口 出られません」という案内看板を見かけました。

 パーキングエリアに併設されたスマートインターチェンジの手前での表示ですが、パーキングエリアのアプローチ付近からETC出口が分かれて出ているため、パーキングエリアを利用してからスマートインターチェンジの出口を利用することができないことを、お知らせしていました。

 これを図で表そうとしますと、意外と面倒で、ETC出口とパーキングエリアの配置図が大きな案内看板で、表示されている所もありましたが、大きな案内看板の割には、何を言わんとしているのか、意外と分かりにくい印象を受けました。

 そのようなことを考えますと、で表すのが一概に分かりやすいとも言えず、適切に練られた表現で、なるべく簡潔にで表した方が、看板もコンパクトに済み、分かりやすい場合もあるように感じられました。

 以上今回は、図示するのがいいのか、文字で示す方がいいのか、ということについて、で示した方がいい場合もあるのでは、というお話をさせていただきました。■ 



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タグ:文字図示スマートインターチェンジパーキングエリア

植栽を設けない道路について

2023.04.23 07:08|植栽
お久しぶりです。毎度お読みくださりありがとうございます。

さて今回は、道路の植栽についてのお話となります。

道路の植栽についても、要領のようなものが定められ、設置や管理の仕方が決められているようでしたが、近年青森では、国土交通省さんの国道や青森県さんの県道などで、植栽を設けない道路が増えているように感じられます。

青森市の国道4号青森東バイパスのケヤキ並木や、弘前市の津賀野地区の国道7号桜並木など、高木の並木もところどころありますが、新しい道路では、植栽のない道路が増えているように思われました。

理由を想像しますと、やはり経済面が大きいのではと思われました。剪定や除草、落ち葉の始末など、維持するための手間もお金も大変そうですし、信号や標識が隠れるといったデメリットもあると思います。植栽がないほうが歩道が目いっぱい広く使えるということもあると思います。自然が豊かなので、道路上に植栽を設けなくても、路外の立ち木を借景にできるということもあると思います。植栽も、ある意味ぜいたく品なのかもしれません。

中央分離帯も、植栽せず、コンクリートで固めて、対向車のライトを防ぐための眩光防止網を立てているところが多くなりました。

コストパフォーマンスが特に重視される昨今、植栽を設けないというのも、それ相当の理由があるのではと、推測しておりました。■

タグ:植栽高木

自動車専用道路の有料・無料に関わる案内標識について

2023.02.26 08:56|有料区間・無料区間
ご無沙汰しております。毎度お読みくださりありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて今回は、自動車専用道路の有料・無料に関わる案内標識について、雑感を綴らせていただきました。

有料が前提のネクスコさんの高速道路のほか、地方では無料で利用できる自動車専用道路の整備が進み、両者が互いに接する場所を中心に、案内標識をどうすれば分かりやすいか、議論された時期があったようでした。

山陰自動車道では、鳥取県米子市付近、島根県安来市付近で、有料区間が挟まるため、それと接する無料区間とまだら模様となり、分かりにくいので案内標識の改善が必要ということで、10年以上前になると思いますが、検討、改良が行なわれたことがありました。今では、国土交通省さんによる無料の山陰自動車道の整備が進み、ネクスコさんによる有料区間がほんの一部だけ挟まった形になったため、あまりこうしたことは目立たなくなりました。

この時の検討の成果となると思いますが、後に、自動車専用道路の入口案内標識に併設できる「有料区間」、「無料区間」の表示板と、本線からの出口案内標識に併設でき、都市高速道路でよく用いられていたような、青地の周辺地名表示板とが、案内標識の様式に採り入れられておりました。

結局のところ、自動車専用道路一般道路、有料道路・無料道路の組み合わせは多様で、4パターンのいずれもありますので、すべてを既存の案内標識のデザインの中で、色使い等により表現しようとしましても、なかなか難しいものがあるのではと思われました。

そのため、自動車専用道路は緑色、一般道路は青色という、大枠を保ちながら、無料(有料)区間への進入を強調したいときには、「この先 無料(有料)区間」「A~B、C~D 無料で利用できます(有料です)」といった別の表示板を併設する方法が、分かりやすくて無難ではないかと思われました。

また、「○○有料道路」といった道路名の付いた道路を表示するときには、「○○有料」のように、「有料」の字句をきちっと表示することも、単純なことですが効果があるように思いました。

さらに、比較的短い距離で一般道路につながる無料の自動車専用道路については、自動車専用道路の様式によらず、一般道路の様式となっているところも見られます。例えば東北では、県道の秋田中央道路、国道46号の角館バイパス、国道48号の仙台西道路、国道112号の月山道路など、無料のバイパスで見られますが、自動車専用道路である旨の表示は、規制板や注意看板へ任されておりました。そのほうが、周辺の一般道路と同様、無料で利用できることなどが、伝わりやすいということなのでしょう。それはそれで結構なことではないかと思われました。とにかく、自動車専用道路の様式か、一般道路の様式か、すっきり割り切れていることが大事なように思われました。

前述の山陰自動車道の案内標識の検討の場合は、有料区間無料区間とを明示しようと、自動車専用道路の様式に相当アレンジが加えられましたが、難しい検討を避けてシンプルに、中間の無料区間だけ一般道路の様式を用いるという手も、後から振り返りますと、あったのかもしれません。

このような実状を踏まえますと、自動車専用道路と一般道路の案内標識の使い分けについては、「比較的短い距離で一般道路に接続している自動車専用道路において、表示の連続性を保ち又は無料区間であることを強調する必要があり、自動車専用道路の様式によりがたい場合にあっては、一般道路の様式により設置することができる。但し、文字の大きさをはじめとした標識板の寸法及び出口案内板等の設置位置については、設計速度に見合ったものとすること。」といったことを、要領に書き加えていただけばよろしいのではと思われました。

以上今回は、自動車専用道路の有料・無料に応じた表示の仕方について、案内板を別途設置する方法や、道路名表示の際の配慮、自動車専用道路様式と一般道路様式の使い分けの例外規定の追加等について、雑感を綴らせていただきました。■





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タグ:高速道路自動車専用道路一般道路有料区間無料区間表r示案内標識案内標識例外規定

全線開通となった上北自動車道を通って

2022.12.09 20:13|雑感
ご無沙汰しております。今年も残すところ3週間あまりとなりました。

今回は、11月27日に全線開通となりました、青森のE4A上北自動車道を、先日通ってみての感想を綴らせていただきましょう。

上北郡七戸町内の七戸インターチェンジから七戸北インターチェンジまでの、8キロほどの区間が、今回開通となりましたが、これにより、青森の東回りルートとなります、青森市と八戸市の間が、高規格道路等で結ばれた形となりました。開通前後で所要時間が30分も縮まったとのことで、ありがたいことです。

無料で開放され、片側1車線ですが道路の中央は両面式のガードレールで完全に仕切られておりました。昨年開通しました三陸道の一番新しい区間と、仕様は似ているように見受けられました。

地形的には、川沿いの低い土地と、水田の広がる平原の盛土の上を通る区間でした。沿道に人家もほぼなく、看板類も少なく、静かな沿道風景となっておりました。筆者が通った日はあいにくの雨曇りでしたが、晴れていれば、八甲田の山並みが望めるようでした。

カーブらしいカーブも、坂らしい坂もほとんどなく、走りやすい道路となっておりました。

七戸インターチェンジは、南行きの出口ランプと入口ランプが平面交差して出口側が止まる造りとなっておりました。終点の七戸北インターチェンジは、十字路の信号交差点となっておりました。

休憩施設は、本線上にはありませんが、東北インターチェンジなどから沿線に下りたところにあります「道の駅おがわら湖」が案内されておりました。七戸北インターチェンジに隣接して、給油所が1軒、コンビニが2軒あり、さながらサービスエリアのような趣となっておりました。

案内標識は、北行きは青森(E4Aみちのく有料)、南行きは八戸(E4A八戸道、E4A第二みちのく有料)が目標地となっておりました。E4東北自動車道から、E4A青森自動車道、E4Aみちのく有料道路、E4A上北自動車道という流れで通して利用した際に、目標地がどう変わるのか、今度見てみたいと思いました。

七戸北インターチェンジというネーミングも、分かりやすいと思いました。将来、下北半島縦貫道路のジャンクション(インターチェンジ?)が隣接して設けられる計画もあるそうでしたので、そこのネーミングも考えますと、七戸北ジャンクション(インターチェンジ?)などとなれば、分かりやすいのかもと思われました。これまで「みちのく有料入口」という主要地点の案内標識が掲げられてきましたが、「七戸北IC」という案内標識を、併設あるいは掛け替えていただいてもよいのかもと思われました。

以上今回は、全線開通となりました青森のE4A上北自動車道について、雑感を綴らせていただきました。毎度、お読みいただいてありがとうございます。■



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タグ:上北自動車道みちのく有料道路七戸北

昔の案内標識への郷愁

2022.11.12 05:32|雑感
時下ますますご清栄のことと、お喜び申し上げます。だんだんと年末モードになってまいりました。

今回は、「昔の案内標識への郷愁」と題したお話となります。

昔の案内標識は、最低限の板の大きさ、数、情報量で作られておりました。今から見ると、とてもあっさりしておりました。そのあたりも、時代が下って情報化社会が進んだ流れかもと思われました。

昔は、ギリギリ判読できる程度の字の大きさで、予告板もあまりなく、英語併記もなく、ルートマークもなく、目標地の数も1つずつとか、いたってシンプルでした。

近年の、情報量の盛りだくさんの案内標識を、おせち料理や中華のコース料理に例えると、昔の案内標識は、お茶漬けやおにぎりのような感じでした。

胃が疲れたときには、さっぱりとした料理が欲しくなるように、今の濃い味付けの案内標識に目も頭も疲れますと、あっさりしたものが恋しくなります。

昔の案内標識は、そっけないですが、あれぐらいでよかったのかもと、カーナビが普及し、知らない所でも住所や電話番号で一発でたどり着けるような近年にあっては、昔のような案内標識に戻ることもできるのかもしれないと、郷愁を覚える今日この頃でした。■



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タグ:案内標識さっぱり郷愁情報量

標識板の取り付け方法、取り付け金具について

2022.09.23 15:22|支柱・部材
 ご無沙汰しております。久しぶりに記事を書かせていただきました。

 さて今回は、標識板の取り付け金具についてのお話となります。

 標識板をまぢかに観察しますと、標識板を最も一般的な丸い支柱に取り付ける場合、標識板の裏面に溶接されているレールのような金具と、支柱にフィットさせるオメガ(Ω)型の金具とを、ボルト、ナットでつなぐ方法が、通常取られる方式でした。

 このような取り付け方は、標識板の裏面のレールと、支柱とが、直交するような位置関係において取り付けられております。つまり、垂直に立った支柱と、標識板の裏面に水平に溶接されたレールとを、つなぐようになっております。

 では、支柱が水平になっているときは、どう取り付けられているかと見てみますと、レールがもともと垂直に溶接されていれば、話は簡単なのですが、そうではない場合は、水平な2本のレールを、垂直につなぐようにもう一本のレールをボルトで留めて追加して、レールと支柱を直交させるようにして、取り付けられているようでした。

 そのほか、標識板の裏面のレールと支柱とが平行な関係で、うまく取り付けられる方法はないのかと考えますと、標識板の裏のレールを、1本のところを2本並べて溶接し、2本のレールにΩ型の金具が取り付けられるようにしますと、レールと支柱とが平行の場合であっても、うまく取り付けられるのではないかと思われました。

 どうしてこんな話をするかと申しますと、近年は、路側設置の標識であっても、それぞれの標識の意味が理解しやすいよう、複数の標識板を、上下だけでなく左右に振り分けて掲げられる場合も多くなり、左右に並べて掲げるためには、逆L型といいますか、ミニオーバーハングのような曲がった支柱を使いますと、直立した支柱に腕木金具で左右に振り分けて掲げるよりも、部品の点数が少なく、設置の手間がかからず、メンテナンス上も、付け足した部分が風などであおられてよそ見してしまうようなことも少ないように思われるからでした。路側式の逆L型の支柱ですと、標識板の取り付け部分の支柱は、水平に延びていることになりますので、標識板の裏面のレールと支柱とが、平行になるということで、そのためのうまい取り付け方はないのか、ということで、上記のような取り付け方を考えてみたものでした。

 以上今回は、細かい話なのですが、標識板の取り付け金具について、近年、路側式の複数の標識が左右に振り分けて掲げられることが増えてきたことから、それに対応した支柱や、標識板の取り付け方法として、何か考えられることはないかというお話をさせていただきました。■


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タグ:標識板取付金具レール支柱オーバーハング

車線ごとに掲げられる案内標識の様式について

2022.07.16 06:00|方面及び車線
夏本番という今日この頃、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。久しぶりに記事を書かせていただきました。

さて、車線数の多い道路では、交差点やジャンクションの手前で、車線ごとに案内標識が掲げられる場合がありますが、そのような案内標識のデザインについて、思い付きをつづらせていただきました。

簡単に申しますと、車線ごとの案内標識には、車線ごとに表示しているということが明瞭になるよう、板面の両サイドに、車線境界線を表す破線を描いていただけばいかがかと思いました。

そうしますと、高速道路の場合には、従来下向きの矢印で表示されていたところが、上向きの矢印で表示することが可能になると思います。

上向きの矢印の何がいいかと申しますと、下向きの矢印と違って、進行方向を表すことができ、2方向に分かれる矢印なども自在に表現することができるようになります。

一般道路の交差点の手前の車線ごとの案内標識では、直進左折兼用車線や右折付加車線の予告など、多様な車線運用が見られますので、上向きの矢印が重宝されますが、車線境界線を描いていただくことで、より趣旨がはっきりするように思われます。

近年は、高速道路のジャンクション手前の車線運用も多様化し、関東の京葉道路などでは、大量の車を効率よくさばくため、最も左側の第1車線ではなく、第2車線からも直進と左退出が行われるような運用も見られるようになったと伺っております。こうした車線運用に対しても、上向きの矢印による案内が必須で、そのためにも車線境界線を描いて車線ごとの案内標識であることが明示されますと、より分かりやすいように思われました。

さらに、板面の両サイドに破線が描かれ、車線ごとの案内標識であることが明示されますと、単に従来の下向き矢印のように、車線を指し示すだけの目的であれば、矢印自体が不要になり、表示が簡略化できるように思います。

以上今回は、一般道路高速道路で車線ごとの案内標識が掲げられる場合に、車線ごとの案内であることが明瞭になるよう、板面の両サイドに車線境界線を模した破線を描くようにしていただいてはいかがでしょうか、そうしますと高速道路では従来の下向き矢印に代わる上向き矢印も使用しやすくなり、多様な車線運用に対して表現の幅が広がるのでは、というような、案内標識の様式についてのご提案をさせていただきました。■
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タグ:高速道路一般道路案内標識車線境界線破線方向方面