マニュアル作成が10倍楽になるソフトがありました
10分で作るRailsアプリ という動画がRuby on Railsのすばらしさを短時間に説明してくれましたが、動画の説明は何より説得力がありますよね。画面キャプチャを何枚も貼って文章で説明するよりも、目で見て、間を体験すると感じるものがあります。何より見る方は楽。
作る方も楽だったらなあとも思います。
以前自分の設計したWEBアプリのマニュアルを、パワーポイント 100ページ以上の膨大な資料としてまとめたことがあります作りながらも「こりゃあだれも見ないだろうなあ。自分でもみないもの」と思いながらも、提出義務があって仕方なく作っていました。印刷したお客さんからは「紙の無駄だ」と怒られわ、HTML化してWEBアプリに「ヘルプ」をつけても電話がかかってくるのが先でした。
しかしそんな苦労に遭わないように、最近お宝を発見しました
その名も「Adobe Captivate2」
まあまあとりあえずアメブロの記事投稿の説明でもご覧下さい。
こんな具合に操作をキャプション付で作ることができます。
「こんなの見たことあるよ。」
そうおっしゃられる方もいらっしゃると思いました。なにより僕が強調したいのは、これが10分以内にできたということなのです。そしてたとえばこのプレビュー表示ボタンを押した後のウィンドウが開くまでの待ち時間!「スクロールバーをドラッグして下に持ってくる」とか書かなくても見てわかる便利さ!このようなことはいちいち文章に書いていられません。ここまで表現できるとは泣けてきます。
何より作り方が簡単
作り方はCaptivateを立ち上げて新規作成→録画ボタンを押し、操作するだけ。後は勝手にキャプションも生成してくれます。僕のノートパソコンが息も絶え絶えのポンコツであったため、この動画は若干コマ落ちしていますが、健康なパソコンであればもっとスムーズにキャプチャ可能です。
こんなソフトがあったとは。天下のAdobeがここに出していたのですが(もともとはMacromedia)
http://www.adobe.com/jp/products/captivate/
AdobeのサイトではPhotoShopやFLASHに埋もれて全く気づきませんでした。
そして気になるお値段は・・・
90,300円
法人ならいける?
何がなんでも欲しかった僕は、自分の作った100ページのマニュアルをキンコーズで20部カラー出力したら
147円×100ページ×20部=294,000円(ありえん)
っていう説明を部長のもとでさりげなくしたら買えることになりました。
30日間体験版があるのでこれでとりあえずはこれで楽しみましょう。
ああ、個人にはまず手が出せない悲しいこの価格。やはり天下のAdobeであったか。
しかし悲しむなかれ。個人用にはキャプションは自動生成されませんが、フリーの動画キャプチャソフトはあります。
その名もCamStudio日本語版
オープンソースは我らの味方。これでも十分動画マニュアルを作れます。
FLASH形式で書き出せばWEBアプリにもそのまま貼り付けられます。BaseCamp などのWEBアプリでは、初回起動時に動画マニュアルが出てきて、ユーザを迷わせないとても優しい設計になっています。
さあもう画面キャプチャを貼り付けまくって苦労しなくてよくなりました。マニュアル作成に苦労している人たちよ、動画キャプチャソフトに集まるべし。