4月12日に行われた、原発市民投票のミーティングに行ってきました。
 原発市民投票条例案は否決されましたが、これまで市議に面会した際に市民投票に対する理解や対応を評価した一覧表を作成し、発表することになりました。

 しかし、条例案(修正案を含む)に賛成した市議より、否決した市議の方が評価が高い場合があるのはどう考えてもおかしいと、今井一氏から声が掛かりました。
 それに対し、評価一覧表を作成した側は議員個人の面接時の対応から考えると、このような評価になったとのことでした。

 例えば、公明党の市議は面接時には総じて好印象だったのですが、条例案には否決しました。
 これをどのように評価するのか、つまり条例の可決・否決だけで市議を機械的に評価したくないという思いがあったのですが、それをどのように伝えるのかを、ここ最近まで政治にあまり関わった事のないメンバーで、簡単に出来る訳はないと思います。
 長い目で見ればこの日の葛藤は、今後の取り組みに向けて有意義な「衝突」だったのではないでしょうか。

 また、この日は今井一氏より原発国民投票の動きの向けた取り組みが発表されました。
 国会議員の中に超党派で国民投票に賛成する動きが出てきたとのことで、「エネルギー問題をみんなで決める」流れはまだまだ大きくなっていく手応えを話していました。

 さて、現状では国会、地方議員問わず拘束の掛かった議員が、会派の考え方に反した行動を取ることはめったな事でもない限りありません。
 しかし、二元代表制における市議会議員を個別に評価する動きはこれまでなかったものであり、今回の「いびつな評価」も政党に対して偏見がない故の証左ともいえると思います。
 条例は否決されましたが、この日のメンバーの言動からは意気消沈している様子はなく、今後の取り組みによってはミシュランやムーディーズのように議会・議員の格付け機関のような位置付けにまで存在感が高まっていくのではないか、そして会派拘束の風潮や政党政治の議会構成にまで風穴を開ける可能性を秘めているのではないかと感じました。



ドーラクチホーセージ-塩見牧子生駒市議(12年4月13日)

 塩見牧子生駒市議会議員(無所属・無会派)。
 生駒市での政治活動において署名受任者に携わった経歴があり、原発国民投票では会計監事を務めています。
 今後、塩見議員のような完全フリーの立場で拘束にとらわれない活動をする議員が大阪に表われるのでしょうか。