戸籍制度見直しへ議連 民主有志

また保守派が文句言いそうなネタではあるが、保守というのは保守であるから保守なのであって、保守には「どうして?」とか「なぜ?」は通じない。どんな屁理屈つけても変化を嫌う。延々と変化に対する屁理屈が続くだけだ。だから結局最後は少数派になって無視できる程度になるまで我慢するしかないのだ。

戸籍制度が無くなれば婚外子なんていう訳の分からない差別もなくなるだろうし、そもそも家という概念も綺麗に消えてなくなる。今までの古臭い結婚制度を使う人も少なくなるだろう。大体、好きでもないしセックスもしないのに一緒に住むなんて意味不明だ。子供がいようが、シングルでも子供を育てられる社会制度を作れば済むことだ。

一夫一妻制の結婚なんてのは前にも書いたけど(技術が経済のパイをひろげるって話 その2)、農地の長子相続のための仕組みで、誰でも平等に結婚できるようにするためのものなのだ。戸籍が無くなり住民票でも母親さえ分かれば後は誰の子供かを、父親が認知する仕組みにすればいいのではないか。そうすりゃ柔軟性のない今の結婚制度ではなく、一妻多夫や一夫多妻のような状態もありうるし、気に入らなくなったら同居を解消するなり、と柔軟性が持たせられるようになる。

まあ、今でも籍を入れずに事実上の夫婦別姓を貫いている人もいれば、別居婚や週末婚などを実行している人もいるし、結婚と離婚を繰り返す人も居る。でも、社会制度に縛られて自由になれない人たちのほうが多数派なのではないだろうか。そういう意味で戸籍の廃止は意味があると考える。

ところで、告知です。今度週刊で音声ポッドキャスティングを始めました。

「ホリエモンのビジネスウィークリー」

ってのをやります。ラジオ政治経済談義みたいな感じの雰囲気ですね。どうぞよろしく。

ところで、最近下記の本を貰いました。

訳者解説 -新教養主義宣言リターンズ- (木星叢書)
山形 浩生
バジリコ
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伽藍とバザールの翻訳で有名な山形 浩生さんの訳書の中の訳者解説だけを集めたという珍しい本です。編集者によれば彼の解説というのは、訳書そのものを簡潔に解説しており、それを読むだけでも簡単な理解はできるということで、そういう意味ではオトクな本かもしれません。しかし、彼は野村総研の社員だそうですが回りが独立を薦めても頑なに拒んでいるそうです。安定した本業があってこその、仕事のクオリティなんでしょうかね?