蟹工船 (まんがで読破)/小林 多喜二

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最近は小説読む時間がないので、漫画で済ませました。

今日、蟹工船がらみの取材をうけたので。
偽装請負とか派遣問題とか、前の会社の時は無縁だったのですけど、それは採用基準が高かっただけのことで、グローバル化が進み、中国とかインドとかの労働賃金と、日本の労働賃金を比較すれば、圧倒的に日本のは高いわけで、特に単純労働に関しては。

でも、日本国内である程度の最低賃金を守ろうとすれば、企業は採用しないよ、ということになり、そうすると誰が雇用してくれるんだ、ということになり、困って派遣とか偽装請負みたいになってるんでしょうよ。

結局は、国が最低賃金を保障するために、企業に補助金を出すか、それとも直接個人にお金を給付するか、しかないわけで。

そうすると、財源が必要になるんだけど、人口も減り、金持ちは来ない国になっているので、財源はないわけで。

だから、問題先送りして誤魔化す、誤魔化している間にもうこの世にいないから関係ないや、ということになるわけですね。

我々はそれでは困るので、なんとかせねばならないんですが、
それには、生活水準を全体的に下げるか、あるいは、人口を増やし、優秀な人材を沢山つれてきて(そのために、税制優遇などをしないといけませんが)稼いで納税してもらうしかないわけです。

どっちも短期的には人気のなさそうな政策です。
さてどうなるか。

#ちなみに、今日は日テレの突撃取材をうけましたが、無視しました。メッセージから取材依頼受けるよって書いてるのに何で無視して突撃取材するんだろう?
まあ、映像になると言葉を選ばないといけないし、表情にも気を使わないといけないので、面倒なので、生番組以外は気が抜けなくてきついんですよね。